創業100年目のホワイトキャッスルハンバーガーは、ミニサイズとしっとり感が特徴。

電飾アーケード街にあるバーガーショップ「ホワイトキャッスル」

電飾アーケード街にあるバーガーショップ「ホワイトキャッスル」

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 最近オープンしたというわけではないが、あまりにも有名なハンバーガーショップであるのと、つい先日ダウンタウンの電飾アーケードの装置が刷新され訪問者の増加が予想されているばかりか、今年で創業100年目を迎えるとのことなので、ダウンタウン地区にある「ホワイトキャッスル」を紹介してみたい。

フリーモントストリートにあるホワイトキャッスル

フリーモントストリートにあるホワイトキャッスル

 以前このコーナーでストリップ地区のホワイトキャッスルを紹介しているので、過去記事と重複する部分も多々あるが、まずはこの店の歴史について。

最古参ホワイトキャッスルの歴史

 この店の特筆すべきところは、なんといってもその歴史。創業は驚くことなかれ 1921年。日本でいえば大正10年、安政3年生まれの原敬が東京駅で暗殺された年で、関東大震災の2年前でもある。
 というわけで今年で創業100年目、まさにハンバーガーチェーン店のパイオニア的な存在だ。
 参考までにアメリカの代表的なハンバーガーチェーンであるマクドナルド、バーガーキング、ジャックインザボックス、ウェンディーズの創業はそれぞれ 1940年、1953年、1951年、1969年。ホワイトキャッスルの古さの突出ぶりがうかがえる。

 そんな歴史の長さとは裏腹に、ラスベガス、ロサンゼルス、サンフランシスコなど西海岸地区に住む者にとっては非常に新しいバーガーショップでもある。
 というのも、今からわずか5年前の2015年まで、西海岸地区には一軒も存在していなかったからだ。

 アメリカのほぼ中央に位置するカンザス州で創業した同社は(現在の本社は、カンザス州よりもさらに東のオハイオ州)、ファミリー経営に徹していたこともあり、西海岸地区までは目が届かなかったのか、2015年までの約400店舗はすべてロッキー山脈より東側に限定されていた。
 ちなみにその時点でラスベガスから一番近い店はミズーリ州にある店舗でその距離は約2500km

店内の様子

店内の様子

 では西海岸地区の住民にとってホワイトキャッスルはだれも知らない無名の存在だったのかというとそうでもない。多くの人が知る有名なハンバーガーだ。
 なぜか。実はホワイトキャッスルのハンバーガーは、以前から冷凍モノとして全米50州のスーパーマーケットで売られていたのである。もちろん今でも売られている。
 したがって、西海岸地区においては、これまで長らく店舗にこそ行くことはできなかったものの、冷凍モノをいつでも食べられる環境にあったため、ホワイトキャッスル自体の存在感はそれなりにあった。

 そんな歴史を持つホワイトキャッスルが5年前、西海岸地区最初の店舗としてラスベガスのストリップ大通りに進出し、その後その流れでオープンしたのが今回紹介するダウンタウン店というわけだ。

ホワイトキャッスルと言えば、一口サイズの「スライダーバーガー」

 歴史的な背景などはそのへんにして、ホワイトキャッスルには歴史以外にも特筆するものがある。ハンバーガーのサイズだ。
 2インチ x 2インチ、つまり約5センチ四方という小さなサイズはかなり異色の存在で(創業当時はもう少し大きかったらしいが)、もはやハンバーガーというよりも、スライダーと呼ぶべきかもしれない。(実際に店内でスライダーという言葉も使われている)
 結果的に、このサイズこそが、他のハンバーガーチェーン店との差別化に成功している最大の要因といってよいだろう。

バーガー4個とポテトとソフトドリンクのセットメニュー

バーガー4個とポテトとソフトドリンクのセットメニュー

 ちなみにこの写真のように、一つ一つのバーガーが小さな箱の中に入っており、それが4箱とポテト1箱、そしてソフトドリンクがセットになったものが標準メニューで $8.29。もちろんバーガー1箱だけでも買うことができ、その場合の値段は $1.29

 ちなみにスライダーとは、ひと口サイズのハンバーガーのことで、その語源はのどをスライド、つまりのどを簡単にすべるように落ちていくほどサイズが小さいということから、そのように呼ばれるようになったとされている。

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ホワイトキャッスルバーガーのお味は?

 冷凍モノではないホワイトキャッスルのバーガーにはさらなる特徴がある。それは「Steam-Grilled」という蒸すような感じの調理方法による「しっとり感」だ。
 これは味というよりも、ただ単に水分が多いだけということになりかねないわけだが、パサパサ感を好む者は少ないと思われるので(肉の部分がしっとりしていると、結果的にバンズの部分もしっとりしやすい)、これはこれで多くの人に支持されているようだ。

 では味はどうかというと、これは微妙というか、否定的な意見も少なくない。とにかく非常にシンプルなのが特徴で、トマト、レタスなどは入っていないばかりか(チーズは選択可能)、味付けはソース系でもケチャップ系でもマヨネーズ系でもなく、かすかな塩味だけ。
 つまり味付けは自分であとからケチャップなどで調整するのがこのバーガーを食べる際の流儀で、これを個性がまったく無いとマイナスに評価するか、好きなように味を変えられるとプラスに捉えるかは意見が分かれるところ。

 いずれにせよ、あまりにもシンプルなため、他のブランドのハンバーガー以上に意見が分かれやすいのがこのホワイトキャッスルの特徴ということになるが、これだけ有名かつ伝統あるバーガーであることを考えると、とりあえずバーガーファンは食べてみるしかないだろうというのがここでの結論だ。

フリーモントストリートの東端から西方向を見たところ。右手前がホワイトキャッスル。

フリーモントストリートの東端から西方向を見たところ。右手前がホワイトキャッスル。

 フリーモントストリートが刷新されたので、初ベガス族はもちろんのこと、リピーターもダウンタウンを改めて訪問する機会が多いはず。
 サイズ的にも小腹がすいたときなどに最適なので、ダウンタウンへ行った際はぜひ立ち寄ってみるとよいだろう。

価格表

価格表

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ホワイトキャッスル場所と営業時間、値段

 場所は、フリーモントストリートの東端。年中無休の 24時間営業。
 値段は前述の通り、バーガー4個の標準セットメニューが $8.29、それをチーズ入りにすると $9.29、バーガーだけは 10個 $11.99、30個入りボックスが $35.99、100個入り巨大ボックスが $115.99。(2020年1月現在)

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コメント(1件)

  1. 岡本 則雄 より:

    1980年代に「ホワイトキャッスル」が、日本にも出店していました。
    大阪本社の外食チェーン「和食のさと」が経営していました。当時は、大阪勤務だったので、食事をした思い出があります。

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