ラスベガス大全について

ラスベガス大全の沿革

 このラスベガス大全は、CD-ROM という媒体の全盛期(1990年代のなかば。インターネットの黎明期)に、”超詳細ラスベガス情報” として注目を集めた CD-ROM版「ラスベガス大全」(発行:日経BP社、制作: 当社TRIMAX International、1996年、日本全国の書店で発売)の収録情報をベースに、当時パソコン通信 PC-VAN からインターネットプロバイダーへと生まれ変わりつつあった NECBIGLOBE のポータルサイト「サイバープラザ」内のひとつのコンテンツとして開設されたラスベガス観光情報サイトで、1996年以来続いている世界最古参の超ロングランWEBマガジンです。

 ちなみにその時代といえば、ヤフー・ジャパンが創業、そしてグーグルがまだこの世に誕生していない時期でした。(グーグルの創業は1998年)

 その後 2002年に NEC がサイバープラザの発行を打ち切ったのちも、このラスベガス大全だけは単独サイトとして継続され、今日に至っており、その長い歴史の足跡は、この膨大な量のバックナンバーリストなどからもご覧いただけるかと思います。

 そして 2008年からは NTTドコモから「iモード」の、そしてソフトバンクから「Yahoo!ケイタイ」の、それぞれ公式サイトとして認定され、携帯電話のコンテンツとしても広くご利用いただけるようになりました。2009年からは auEZweb にも認定されております。

 そんなラスベガス大全は、運営開始から24年間、長らくパソコンでの閲覧を前提として運営されてきましたが、スマートフォンからのアクセスがパソコンを上回ってきた時代背景を受け、2019年、スマートフォンでの閲覧を前提とした構成に切り替わりました。

 この他に類を見ない圧倒的情報量を誇る観光情報サイト「ラスベガス大全」を、ぜひご旅行の際にお役立ていただければ幸いです。

ラスベガス大全誕生のきっかけ

 90年代初頭、当時ハイテク関連業界に身を置いていた当社は、その数ある業務の中のひとつとして、米国ハイテク業界の最新情報を日本の新聞社、出版社、シンクタンク等へ提供していました。(現在もその業務は続いております)

 また、その延長線上の業務として、ハイテク業界の超大型見本市「COMDEX」(写真。ラスベガスで開催されていた世界最大級のコンベンション)を訪れる日本からのマスコミ関係者らの取材コーディネートなども手がけていました。
(COMDEX に関する補足: 1979年~1995年まで、現在ラスベガスにあるカジノホテル「ベネチアン」の創業者 Sheldon Adelson 氏が興した会社が運営、その後 1996年から日本のソフトバンク社の手に渡ったものの、2001年の911同時多発テロによる不況などの影響もあって、ラスベガスでの開催は 2003年の開催を最後に終了)

 1993年のある日、毎年その COMDEX を取材訪問していたひとりの日本人マスコミ関係者から、「ラスベガスに関する観光情報を詳しく取り扱ったガイドブックがない。電子メディアの技術を生かしてそれを作ってみては」と言われたことをきっかけに、まだ CD-ROM そのものがあまり普及していなかった 1994年、「CD-ROM版ラスベガス大全」の構想が生まれました。

 その後約2年、ソフト開発やコンテンツの収集に多大な時間と費用を投入し(今ではごく普通に存在するソフトやハードの技術も、ウィンドウズ95 が誕生する以前の当時はほとんどありませんでした)、1996年ついに CD-ROM版ラスベガス大全が完成し、日経BP社から日本全国の書店に向けて発売されることになりました。

 それから遅れること約6ヶ月、速報性に難がある CD-ROM版の欠点を補うかたちで、このインターネット版ラスベガス大全が NEC BIGLOBE の “サイバープラザ” 内のコンテンツとしてデビュー。
 その後 2002年に NEC 側の都合でサイバープラザは閉鎖されてしまいましたが、ラスベガス大全だけは引き続き単独で、他に類を見ない巨大ラスベガス観光情報誌として、世界に向けて情報を発信し続けることになりました。
 2020年初頭に表面化した新型コロナ騒動により、世界的に観光旅行を楽しみづらい環境になってしまいましたが、引き続き運営を継続させていただく所存ですので、なにとぞよろしくお願い致します。