ラスベガス国際空港のウーバー乗り場への行き方

※T1 の乗り場は変更になっています

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 もはやタクシーに取って代わりそうな勢いで急拡大中の交通機関「ウーバー」(UBER)
 ゴールデンウィークにラスベガスにやって来る読者の多くも、空港から宿泊ホテルへの移動にウーバーを使うのではないか。

 これまでに何度もウーバーに関する話題を取り上げてきたが、このたび大型連休を前に、読者から、空港での乗り場の情報を知りたいとの要望があったので、改めて現場の最新状況をレポートしてみたい。

 ラスベガス国際空港における一般向けのウーバー乗り場は2つある。
 ひとつは第1ターミナル(Terminal-1)にあり、もうひとつは第3ターミナル(Terminal-3)だ。
(現場ではそれぞれ T1、T3 と呼ばれることが多いので、このページでも以下、そのように表記することとする)

 T1 と T3 はそれぞれ完全に離れた場所にある建物なので、自分のフライトがどっちのターミナルに到着するのか、もっと具体的に表現するならば、自分が預けたスーツケースがどっちのターミナルにある回転台に出てくるのかによって、ウーバー乗り場はまったく異なってくる。

 ちなみに一般の日本人観光客が利用するであろう主要航空会社としては、アメリカン航空、デルタ航空、サウスウェスト航空の乗客の荷物は T1 にある回転台に、そしてユナイテッド航空、アラスカ航空、ハワイアン航空、エアカナダ、大韓航空の乗客の荷物は T3 の回転台に出てくる。

 まずは T1 の回転台からウーバー乗り場への行き方についてだが、その前に、現場、つまり空港内の案内標識などにおいて、ウーバー(UBER)という言葉は使われていないことを伝えておきたい。(ホテルなどではまだ使っているようだが)
 なぜなら、ウーバーは一企業の名前であるばかりか、競合他社としてリフト(Lyft)という会社も存在しているからだ。
 そのため現場では、ウーバーやリフトといった固有名詞の代わりに、「相乗り」のような意味を持つ「ライドシェア」(Ride Share)という言葉が使われている。

 かつてウーバーのほうがリフトよりも存在感や知名度が圧倒的に高かったため、「ライドシェア = ウーバー」といった感覚で、案内標識などにおいてもウーバーという言葉ばかりが広く使われてきたが、最近はリフトも存在感を高めてきており(ちなみにリフトはこのたびウーバーよりも先にナスダック市場に上場した)、今後は「ライドシェア」という言葉が多用されるようになるかもしれない。

 さて、話は T1 に戻って、ここからは乗り場への行き方について。
 スーツケースを T1 の回転台でピックアップしたら、その広い到着ロビーのほぼ中央に行く。
 中央とは、回転台番号の7、8、9、10番に囲まれたような広くなった場所。
 その場所へ行ったら、7番、8番の回転台に背中を向けて立った状態で右手方向を見ると、ターミナルの外に出るドアが見えるはずなので、その方向に進む。
 そのドアまで進んだら、すぐ脇にエレベーターが見えるはずなので、その周辺に掲示されている「Ride Share」と書かれた案内標識にしたがってそのエレベーターに乗り、2階(現場では LEVEL-2 と表示されている階)へ行く。

 2階でエレベーターから降りると、やはりそこにも「Ride Share」と書かれた案内があるので、それに従い、すぐ目の前にあるドアから外へ出て、歩道橋のようなブリッジを進む。
 ブリッジを渡り終えたらそこは6階建ての巨大な駐車場で、さらに前方にエレベーターが見えるはずなので(下の写真)、そのエレベーターを使って「LEVEL 2M」という上の階へ行き、エレベーターを降りたところが目的のウーバーやリフトの乗り場。

 さて次は T3。スーツケースを T3 の回転台でピックアップしたら、6階建ての巨大な駐車場(T1 の駐車場とはまったく別の駐車場)に向かうことになるわけだが、この駐車場に渡るブリッジは3つある。
 どのブリッジを使って渡っても目的の乗り場へ行くことができるが、渡ってから駐車場内の寂れた空間を長く歩くよりも、渡る前にターミナル内を歩いたほうがいいので、どの回転台でスーツケースをピックアップすることになったにせよ、17番から23番の回転台の近くにあるエレベーターを使うようにしたい。

 そのエレベーターに乗って、一つ上の1階へ向かう。(自分がいる階はゼロ階。エレベーター内の「Bridge to Parking / Ride Share」と書かれたボタンを押せばよい)
 エレベーターを降りたら、「Ride Share」と書かれた案内が示す方向へ進み屋外に出る。屋外に出ると、歩道橋のようなブリッジになっているので、そのまま進む。
 ブリッジを渡り終えたところが6階建ての巨大な駐車場で、そこにエレベーターがあるので、そのエレベーターを使って「V」という下の階へ行く(写真下)。V階で降りたら、目の前がウーバーやリフトの乗り場。

 どちらのターミナルにおいても乗り場まで行けば、あとは特に何も問題はないが、時間帯によっては T1 の乗り場はかなり混雑することがある。(T1 のほうが T3 よりも到着フライトの数が多いので)
 混雑時は、多数の利用者と多数の車両が狭い範囲に集中してしまうことになり、利用者にとって自分が呼んだ車両を探すのに時間がかかると同時に、運転手にとっても客を探すのが困難になってしまう。

 そのような不便を避けるために、T1 の乗り場には、車両が停車するスポットにアルファベットや番号が割り振られており(写真下)、運転手が顧客のスマートフォンにアプリを通じて「今、A3のスポットに到着しました」(もちろん英語で)などとメッセージを送ってくるので、そのスポットまで出ていって運転手と会えばよい。

 T3 の乗り場にもそのような番号が記載されたエリアはあるが、それほど多くの車両が一気に到着するようなことはないので、そのまま歩道で待っていれば運転手に遭遇できるはずだ。

 以上がラスベガス国際空港のライドシェアの乗り場への行き方なので、ウーバーやリフトを利用する際、役立てて頂ければ幸いだ。
 なお、帰国時の、滞在ホテルから空港へ向かう際の乗り場、つまり各ホテルのライドシェア乗り場は、多くのホテルにおいて、この週刊ラスベガスニュースの第1063号でお伝えした乗り場とほとんど変わっていないので、そちらを参考にしていただきたい。

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コメント(3件)

  1. まりもり より:

    週刊ラスベガスニュースの第1063号を見つけるのは難しすぎる。(?_?)
    サーチ機能がついていたらいいなぁ。

  2. まりもり より:

    右上のハンバーガーアイコンをクリックしたら、トップにサーチ機能がありました。

  3. ラスベガス大全 より:

    ラスベガス大全をご利用いただき誠にありがとうございます。
    たしかにサーチ機能の存在、気づきにくいかもしれませんね。
    (特にスマートフォンで閲覧の場合。PC版ではクリックしなくても見えていますが)
    改良の余地があるかもしれませんので、検討させていただきます。
    ご意見、ありがとうございました。

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