【スパ】大型カジノホテルの豪華なスパ施設は各種施術など豊富なサービスが自慢。

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■ SPA とは
 ここでいう SPA とは、サウナ、スティームバス、ジャクージや各種エクササイズ・マシンなどがそろった、カラダを鍛えたりリフレッシュしたりするための施設のこと。
 ラスベガスのほとんどのカジノホテルにはこの SPA 施設が備わっており、無料または有料で利用することができる。(施設の使用だけならば、リゾートフィーに含まれていたりすることもあり無料で利用できる場合もあるが、フェイシャルケアなどの各種サービスはもちろん有料。リゾートフィーに関しては、ラスベガス大全の 該当ページ を参照のこと)
 また、多くの SPA では、単なる施設の利用の他に、ボディーマッサージ、スキンケア、フェイシャルケア、ネイルケアなど各種サービスを別料金で提供している。
 なお、余談になるが、この簡単で短い「SPA」という単語が意外と通じなかったりすることがあるので注意が必要だ。カタカナで書くと「スパ」で特にまちがってはいないが、発音としては スは短く、パは軽くアクセントを置きながら長めに「スパー」と発音してみると通じやすい。
 また発音といえば、日本でいうところの「ジャグジー」は、「クー」と伸ばしながらアクセントをそこに置いて「ジャクージ」(Jacuzzi)と発音しないと通じないので、これまた注意が必要。

■ 服装、持ち物など
 ロッカー、タオル、バスローブ、ドライヤー、ローションなどが用意されており、手ぶらで行っても特に問題はない。
 屋外のプール施設内にあるジャクージなどとちがい、SPA にあるサウナ、スティームバスなどは例外を除いて男女別になっており、水着を着用しないで利用する人も少なくない。まさに手ぶらで行っても利用可能だ。
 エクササイズ・マシンなどの施設を利用する際にはトレーニングウェアなどが必要となるが、SPA によっては Tシャツや短パンを無料で貸し出している場合もある。
 客室から SPA 施設までの服装には特にこだわる必要はないが、SPA の位置関係によりホテル内を長く歩かなければならないような場合は、あまり常識を逸脱した格好は避けたほうが無難。
 ちなみにパークMGM(旧モンテカルロ)のように、カジノフロアやロビーを通らずに客室からエレベーター利用だけで直接行けるような場合は、バスローブなどで行ってしまう人も少なくないが、MGMグランドのように何百メートルもホテル内を歩かなければならないような場合はバスローブや水着姿で部屋を出ることは避けるようにしたい。
 なお、タオルは SPA に用意されているので、客室内にあるものを持ち出してはいけない。これはプール施設を利用する際も同じだ。

■ 予約システムについて
 エクササイズ・マシンやサウナなどの SPA 施設のみを利用する場合は特に予約の必要はないが、マッサージなどの各種サービスを受ける場合は予約が必要だ。ホテル内の館内電話でも可能だが、サービス内容が複雑だったりするので、特に英語が苦手な者は現場に出向いてパンフレットなどを見ながら予約したほうがよいだろう。
 なお、予約時刻ピッタリに現場に行ってもリラックスできないので、早めに SPA へ行き、サウナやスティームバスで十分リフレッシュしてから各種サービスを受けるようにしたほうがよりリラックスできるはずだ。SPA によっては予約時刻の 30分前には到着しているようにハッキリ明記しているところもある。 

■ チップに関して
 エクササイズ・マシンやサウナなど施設のみの利用の際には特にチップは不要だが、各種サービスを受けた場合はその料金の 20% 程度のチップ(Tip または Gratuity)が必要だ。これを忘れると日本人の評判が下がり、結果としてサービスが低下し、あとからラスベガスを訪れる日本人に迷惑をかけることにもなりかねないので、「郷に入っては郷に従え」ということで、必ずチップを忘れないようにしたい。
 なお、料金の支払いは一般的に SPA 施設を出る際に精算するようになっているので、チップもその際に Tip または Gratuity と書かれた欄に金額を記入して支払ってもよい。つまりレストランにおけるクレジットカードによる支払いと同じ要領だ。
 また宿泊ホテルであれば、ルームキーを提示して部屋付けにしてもかまわない。わざわざ SPA の中にクレジットカードや現金を持ち込む必要がなく、安全かつ便利だ。
 なお、クレジットカードの場合も部屋付の場合も、チップだけは奉仕してくれた人に直接現金で手渡したいという人も少なくない。理由は、クレジットカードや部屋付でチップを支払った場合、その奉仕してくれた人の手元に実際に渡るのは、次の給料日になってしまうばかりか、店によってはクレジットカード会社の手数料として 2~3% を差し引いて渡すことになるからだ。
 なお現金で手渡す場合、伝票の中の Tip または Gratuity の欄は空欄にしておくのではなく、混乱を避けるために [Cash] と記入することを忘れないようにしたい。

■ 英語力に関して
 施設のみの利用に英語力はほとんど必要ないが、その他の個別サービスを受ける際にはかなりの英語力が求められる。
 「上向きに寝てください」、「カラダをシャワーで洗い流してください」といった程度の比較的簡単な会話から、「肌の調子はいかがですか? 乾燥肌ですか?」、「化粧品に対するアレルギーは?」といった込み入った会話まで、受けるサービスによってさまざまな英単語が登場する。
 わからないままニコニコしているだけでは相手も困ってしまうので、わからなければ遠慮なくハッキリ聞き返すようにしたい。もしどうしてもわからない単語に遭遇した場合は、遠慮なく一時的に会話をストップして、スマホの英語辞書などで調べてみることも重要だ。わからずに曖昧にしたまま各種セラピーなどを進めることは、あとで後悔することにもなりかねないので絶対に避けるようにしたい。
 やはり英語に自信がない場合は施設の利用だけにしておいたほうが無難かもしれない。わざわざ旅行中の貴重な時間を使って、日本でも受けることができるようなサービスをラスベガスで受ける必要もないだろう。

■ その他の注意
 施設の中はとても落ち着いた雰囲気で、どの利用客もリラックスするために訪れているので友達同士で騒いだりしないよう気を付けるようにしたい。 また、施設の利用は基本的に 18才以上の大人のみとなっていることが多いので、家族連れなどの場合は注意が必要だ。ホテルの宿泊者以外は利用できない SPA も多いので、宿泊者以外はあらかじめ利用可能かどうか確認してから訪問すべきだろう。
 日本的な感覚だと一日の疲れを取るということで夜遅い時間帯に訪れたいところだが、夜7時前後に終了してしまう SPA が多いので、遅い時間の利用を考えている場合は要注意だ。

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