カジノの営業再開が現実味、オープンは6月中旬ごろか

このプレミアムアウトレット「ノース」は、屋外型モールのため、このたびコロナ規制が解除され再開業した。

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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う各種規制で、ラスベガスが静まり返ってから約2ヶ月。
 ここ数週間、感染拡大のペースが弱まりつつあることから(ただし5月12日は新規感染者数が急増)、「そろそろ良いのでは」といった規制解除の気運が高まってきており、実際に先週、ネバダ州知事や関係当局などから解禁に向けた指針が示された。

 一番の注目は、州知事から発表された「フェーズ1」と称される規制解除で、5月9日から一般のストア、レストラン、ヘアサロンなどの営業再開が認められた。
 フェーズ1 があるということは フェーズ2 もあるわけだが、フェーズ2はこの先に発表されるであろう第2段階の解除で、ナイトクラブ、スポーツジム、アミューズメントパークなどが対象となる予定。

 それらの規制解除とは別に、読者が最も気にしているであろうカジノ再開業に関するガイドラインもようやく決まったので(先週のこのコーナーで列挙したものとほぼ同じ内容で決着)、以下に、規制解除された業種、まだ解除されていない業種、当初から営業が認められている業種、そしてカジノ再開業のためのガイドラインを一覧に示してみた。
(これらはすべてネバダ州の話であり、他の州においてはこの限りではない。また今後変更になる可能性あり)

このプレミアムアウトレット「サウス」はインドア型のモールのため、コロナ規制がまだ解除されず、現在閉鎖中。

このプレミアムアウトレット「サウス」はインドア型のモールのため、コロナ規制がまだ解除されず、現在閉鎖中。

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規制解除された業種

レストランなど外食産業全般。これまでテイクアウトしか認められていなかったが、ソーシャルディスタンスを6フィート(約1.8m)以上確保できる環境、来店客数を消防当局などに申告している座席キャパシティーの50%以下に保つこと、従業員はマスクを着用などの条件を満たすことにより店内での飲食も可能に。

理髪店、ヘアサロン、ネイルサロンなども営業再開が可能に。ただし、予約客のみとし、飛び込み客を受け入れることは不可。また、予約客においても、順番を待つ場合は屋外で待機しなければならず、店内での待機は不可。イスとイスとの間はパーティションなどで区切ることが望ましい。なお、エステティックサロンはフェーズ1には含まれていないので、まだ開業できない。

家具店、家電量販店なども含む一般のストアも営業再開が可能に。ただし店内の客の数をキャパシティーの50%以下に保つ必要あり。

ショッピングモールは構造が屋外型の場合のみ営業再開が可能。インドア型モールは不可。屋外型の場合でも6フィートのソーシャルディスタンスの確保の徹底は必要。

カーディーラー。ただしキャパシティーの50%以上の客を屋内に入れてはならない。

ゴルフコース、テニスコート。ただしソーシャルディスタンスが保てるような配慮が必要。

マリファナショップ。ただし入店可能な人数は 10人までか、もしくはキャパシティーの50%まで、のどちらか少ないほう。

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まだ営業再開できない業種

ナイトクラブ、デイクラブ。

バー、パブなどの酒場。

フィットネスクラブ、ジム、ヨガ、SPA など。

ナイトショーなどのエンターテインメント興行。

スイミングプール、ボウリング場、スキー場。

スポーツイベントの開催。

テーマパーク、アミューズメントパーク、ゲームセンター。

映画館。(駐車場での車内鑑賞型は除く)

動物園、水族館。

エステティックサロン、ボディーアート。

アダルトエンターテインメント施設。

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当初から規制されていない業種

食料品のストア

コンビニ

ドラッグストア

病院

ガソリンスタンド

ホームセンター

自動車修理

銀行

ガンショップ

獣医、ペットショップ

ドライクリーニング店

チャイルドケア、デイケアセンター

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カジノ再開業ガイドライン

濃厚接触を回避できるよう、最多収容人数(消防当局などに届け出ている数字)の半数以下にまで入場を制限すること。

スロットマシンやビデオポーカーなどマシンゲームでプレーできる人数も半数以下に制限。

テーブルゲームにおいてもプレーヤー同士が近接しないよう、ブラックジャックでは1テーブルにつき3人まで、ルーレットとポーカーは4人まで、クラップスは6人までに制限。

6フィート程度のソーシャルディスタンスを保つべく、カジノ側は顧客がグループで固まったりしないよう常に注視すること。

顧客のみならず従業員の手がふれる場所の衛生管理の徹底として、スロットマシン、テーブル、手すり、イス、サイコロ、トランプ、カードシュー、ルーレットホイール、カジノチップなどを頻繁に除菌すること。

250人以上が集まるコンベンションやミーティングの禁止。

ナイトクラブ、スイミングプール、SPA などは、州などが別途定める規則にしたがって営業再開すること。

採算度外視でも再開業するしかない

 これらのガイドラインが示されたことを受け、各ホテルは再開業に向けて本格的に動き出しており、MGM社は「今月末か6月初旬には」、その他のホテルも「6月には営業再開」と発表するなど、再開業はいよいよ現実味を帯びてきた。ただ、具体的な日付を明示しているホテルはまだない。
 また、5月22日からの宿泊予約を受け付けているトレジャーアイランド・ホテルなど、予約システム上では今月中に営業再開するかのようになっているホテルもあるが、予約システムと実際の営業再開日は別物と考えたほうがよいかもしれない。

 というのも、ガイドラインはほぼ決まったものの、従業員が指示通りに職場に復帰するかどうかなど、依然としてくすぶっている難題があるからだ。
 地元メディアが報じたところによると、今回のガイドラインは、経営側の都合や希望、そして利用客の満足度や安全を考慮した上での「ギリギリの妥協の産物」的なものであり、従業員の希望や安全があまり配慮されていないとの理由で、安全上の観点から職場復帰をためらっている従業員が少なからず存在しているとのこと。
 たしかに客室担当のスタッフなどは、宿泊客が残したゴミの片づけ、タオルや枕カバーなどリネン類の交換、バスルームの清掃など、実際の医学的な感染リスクの程度がどうであれ、精神的に不安を感じやすい作業が多いことは事実で、職場復帰をためらうのも無理はない。

 また、一部の業界関係者の間では、まったく別の観点から再開業は時期尚早ではないかとの議論もなされている。
 その理由は、コロナが完全に終息したわけではない今のタイミングでの再開業は集客において困難を極める、というものだが、その根拠が消費者行動に関するアンケート結果というからまんざらでもない。

 そのアンケート結果に関しては別途機会を改めて考察するとして、今週はこのへんで終わりとするが、とにかくカジノホテルが復活しないことにはラスベガスという街そのものの復活もありえないので、まずは集客や採算を度外視してでもカジノホテルには営業を再開してもらうことを願うしかない。
 その再開時期、つまり主要カジノホテルが次々とオープンし始める時期は、根拠のない勝手な推測ではあるが、6月中旬ごろになるような気がするが、はたしてどうか。
 もちろんそれよりも早ければ言うことはないが、遅くとも7月上旬の独立記念日の連休までにはオープン、そしてできれば集客も大盛況となることを願ってやまない。

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コメント(10件)

  1. 渡辺 より:

    毎回、Instagram含めて拝見させていただいています。ところで、これからのラスベガス。マスクを付けての日本人は、アジア系ということで、チャイナとかと勘違いされ毛嫌いされることもあるのだろうか?テーブルゲームでのマスクや、バフェなど気になるところであるのですが

    • ラスベガス大全 より:

      渡辺様
      ラスベガス大全をご閲覧いただき、ありがとうございます。
      さっそくですがマスクの件、2ヶ月ほど前まででしたら「マスクをしている人 = 病人」という認識でしたので、アメリカでマスクをしていると変な目で見られましたが、今ではすっかり世の中が変わって、アメリカ人もマスクをしていますので、ぜんぜん問題ないです。

  2. 宮崎 隆 より:

    やった〜。待ってました。直ぐにでも、行きたいが、飛行機と、VISAが、問題だな。

    • 三宅 より:

      日本からアメリカへの入国は現在入国後の行動が制限されていますのでホテル。友人宅等で14日間の待機が義務付けされています。又日本に帰国の場合も14日間の自宅待機が義務となっています。

  3. USA(うさ)太郎 より:

    編集、お疲れ様です。情報のご提供、有難うございます。
    移動手段、滞在に関してもそうですが「アジア人」への”風当たり”に関しては
    どの様な状況なのでしょうか?
    (「私は日本人だ!」とか発言する機会が必要なのか。。。)
    ラスベガスは何も無くても、例えば経由地のLAX周辺であるとか。
    カジノがある大きな界隈以外のダウンタウンの裏通り等・・・
    (撮影等でウロウロする事もあるので、、、)
    もし、「体感」出来るものがあれば、ご提供をお願いいたします。
    PS:これはアメリカ本土のみならず、欧州等に当てはまる事かとは思いますが、、、

  4. 三宅 より:

    アメリカ人から見れば日本人も中国人も韓国人も同じように見えるでしょう。持ち物服装などで判別するそうです。国籍を聞かれない限り自分から日本人だと答える必要はないです。コロナウイルスで現在のラスベガスは失業者が大変多いため治安の事をよく考えて自己責任で行動する必要があります。ダウンタウンへ行くのは万一の事を考えて今の状況では避けた方がいいと思いますよ。

    • USA(うさ)太郎 より:

      ご回答、有難うございます。
      恐らく今年度は行かないと思います。
      メディア等で確認してますが、失業者増大の事やそれに伴うホームレスの方々の扱い等も
      知りました。今の状況で、従来通りの行動は出来ないなーとは思えました。
      ある程度、落ち着くまで日本の温泉で海の幸・山の幸を楽しみつつ
      カジノポイントのGAMEでポイントを貯めておこうと思います。
      (服装で判断・・・には、思い当たる節もありました。。。)

  5. Shell より:

    毎年8月夏休みにラスベガス行ってます。今年は、8月のエアーチケットとthe view hotel含めすべてのホテルの予約をキャンセルしました。the View hotelの予約は本来キャンセル料かかるのですが、今回全額返金となりました。様子を見て再度予約しようと思ってますが、8月頃には、往復とも待機期間なしで滞在可能になるでしょうか?予想で構いませんのでお教えください。

  6. 三宅 より:

    約20年前からお世話になっているラスベガスのホテルとは常にメールで近況状況の連絡がありますが私も6月2日の予約をキャンセルした次第です。7月上旬に行く予定していますがホテル側も日本からの入国後の行動制限がいつ頃解除されるかわからないとの事、そのため日々の日本外務省のホームページを閲覧している次第です。カジノホテルの再開も当分は3密を実施すると思いまが、あとはネバダ州知事の判断にかかって居ます。

  7. Shell より:

    ご回答ありがとうございます。3蜜のカジノ!!真夜中じゃあるまいし3名までのブラックジャックテーブルなど、すぐスッてしまうじゃありませんか?まあ夏はあきらめて冬にかけますか?幸い今年は28日休めば9連休だし。しかし3蜜のニューイヤーズイブパーティなど想像もつきませんな。またちょくちょくこのサイトを覗いてみますので、最新情報お教えください。

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