全米初?! ハローキティカフェがラスベガスにオープン

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 7月12日、日本が世界に誇る人気キャラクター「キティ」をテーマにした「Hello Kitty Cafe」がラスベガスのニューヨークニューヨークホテルとパークMGMホテルの間にオープンした。
 日本に住むここの読者にしてみれば、「ラスベガスに行ってまで、わざわざ日本のモノなど…」、「日本にもある、今さらなにを…」と思うかも知れないが、アメリカでは非常に珍しい貴重な存在であり、またキティファンにとっては興味深いニュースのはずなので、とりあえず簡単に紹介しておきたい。

 キティをクリエイトしたのはもちろん日本のサンリオ社。経済界などでは、上場企業としては日本一のロングラン社長・辻信太郎氏(1960年の創業から一度も会長職などに退くことなく、59年連続で社長職を継続中)が率いる会社として知られているが、それはともかく、同社のアメリカ進出やキティの誕生が 40年以上も前であることを考えると、今回のラスベガス店は100号店、あるいは 1000号店といった大きな番号が付くのかと思いきや、1桁の番号すら付かないほどアメリカにはハローキティカフェがほとんど存在していないことを知り改めて驚いている次第。(下の写真は同社の公式サイトより)

 もちろんサンリオのキャラクターグッズを販売する店は多数存在しており、また、Hello Kitty Cafe Truck と称する移動式のトラック型の店(写真下。公式サイトより)も全米各地を巡回しているようだが、常設タイプの飲食物の販売店となるとカリフォルニア州に2軒あるだけというから意外だ。
 同社の公式サイトによると、そのうちの1軒は Hello Kitty Grand Cafe、もう1軒は Mini Cafe となっているので、Hello Kitty Cafe としては今回のラスベガス店が全米初と言えなくもない。

 そもそも日本におけるハローキティカフェもポップアップショップ形式(期間限定の短期間のみの営業)による展開が多いようなので、常設型の店が少ないのはアメリカだけの話ではなさそうだが、とにかくハローキティカフェという店が非常に珍しい存在であることは間違いない。
 ちなみに今回オープンした店も、移動式のトラック店ではないものの、常設店というわけではなく、いつ姿を消すかわからないので(最低でも数ヶ月は営業するようだが)、この夏休みにラスベガス旅行を計画している子連れファミリーなどは、ぜひこの機会に足を運んでみるとよいだろう。

 売られている商品のジャンルは、飲み物、食べ物、キャラクターグッズの3つに大きく分けられるが、食べ物はドーナツ・マカロン・クッキーなどの軽いスイーツ系のみで、日本のハローキティカフェで見られるような調理を必要とする食べ物は一切ない。そういう意味ではスターバックスに近いといえるかも知れない。

 気になる値段は、アイスコーヒー $4.5、各種ラテ $5.5、アイスティー $5.0、アイスミルクティー $5.5、ドーナツ $4.5、クッキー $4.5 などとなっており、何ごとにおいても高めの価格設定になりがちなラスベガスの飲食店としては総じて良心価格といってよいのではないか。
 Tシャツ $30、タンクトップ $28、帽子 $26、トートバッグ $24 などは安いとは思えないが、キャラクターグッズという付加価値を考えると妥当な範囲内だろう。

 なお、このラスベガス店オリジナルとのことで注目されているマグカップ($12.50)は、15日の時点では売り切れで、次の入荷日はわからないとのこと。

 オーダーして支払いを済ませると、呼び出し用のアラームを手渡されるので、それが鳴ったら店に向かって右端にある窓口へ受け取りに行く。
 支払いといえば、注意事項というか、あらかじめ知っておいたほうがよいことがある。それはレジの前に置かれている端末機にクレジットカードを差し込むと、最終合計の金額が表示される前に「チップはいくらにしますか? 次の中から選んでください」といった英語の画面が表示されるので、それの操作方法だ。
 選択肢は「15%」、「20%」、「25%」、「Custom Tip」、「No Tip」の5種類で、「Custom Tip」をタッチした場合は自分で金額を入力することになる。
 どれを選択すべきかは、「ウェイトレスやウェイターが対応してくれるレストランではないのにチップを渡す必要があるのか」、「堅いこと言わずに気持ちの問題なので少しは渡してあげるべき」など、さまざまな意見があり正論などはないので、各自の判断で決めていただくしかない。

 屋外店ではあるが、店の前にテーブルとイスが並べられているので、満席にならない限り、座る場所はある。とはいえ、今の時期は気温が高いので、昼の時間帯は熱中症などに要注意。小さな子供を連れている場合、あまり遅い時間帯というわけにはいかないだろうが、気温的には夜間が断然おすすめだ。
 営業時間は午前11時から午後11時まで。ただし金曜日と土曜日は 1時間長い深夜12時まで。
 店がある場所は、ニューヨークニューヨークホテルとパークMGMホテルの間にある THE PARK というプロムナード(写真上)の中で、ストリップ大通り側からプロムナード内に入って100メートルほど進んだ右側。派手なピンク色のなのですぐにわかるはず。

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