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【タクシー】空港からホテル方向への移動はボラられる可能性あり。(2020年からは心配無用)

 ラスベガスのタクシーは、車体に描かれたペイント広告だけでなく、屋根と後部トランクの部分にも派手な広告を乗せて走っていることで知られている。
 広告主の業種もバラエティーに富んでおり、ナイトショーやレストランから、コンベンションやイベント、さらにはストリップ劇場、そしてマリファナ販売店まで、その派手な看板は見ている者を飽きさせない。(2017年からラスベガスが所属するネバダ州ではマリファナが合法化。一番上の写真内のタクシーの広告はマリファナ販売店のもの)

 乗車運賃は初乗り( 1/12 マイル、約 134m まで)が $3.50、その後 1/12 マイルごとに $0.23。(調査日:2019年7月)
 この料金体系をメートル単位の距離換算で表現するならば、「乗った瞬間に $3.50、あとは 1km ごとに $1.71」ということになる。
 それほど高くないようにも思えるが、必ずしもそうとは限らないので注意が必要だ。それは待機料金の存在で、60秒につき $0.54 が課金される。
 信号待ちなどの停車中のみならず、時速12マイル(約19km/h)以下での低速走行も待機課金の対象となっているので、渋滞が発生しやすい夕方以降の時間帯のストリップ地区では、この待機料金がバカにならない。
(参考までに東京の場合、地域やタクシー会社によって多少異なるが、都心部における代表的な料金体系は 1052m まで 410円、その後  237m ごとに 80円なので、1km あたりにすると 337円。停止時および時速10km 以下のときは 90秒 80円)

 さらにラスベガス独自のタクシー料金として、空港通行料というものがある。
 これは空港からの乗車、つまり空港から外に出て行くタクシーを対象とした課金で(空港に向かう乗車では課金されない)、乗客の人数に関係なく一律 $2.00
 またクレジットカードでの支払いに対しては $3.00 の手数料がチャージされる。

 そして 2015年8月の料金改定から新税として(それまでは存在しなかった税)、上記各種料金の最終合計に対して運輸サービス税 3% が課税されることになったので(その代り消費税は課税されない)、初乗り料金や距離料金だけで最終費用を予想すると予算オーバーになりやすい。
 さらに 15%~20% 程度のチップを上乗せして支払うのが慣習なので、「ラスベガスのホテル街は空港から非常に近い」といえども、最低でも $25 程度にはなってしまうことを覚えておきたい。
(ただし、2020年1月1日からは、空港からホテル街までの移動に限り、固定料金制度が導入される予定で、その料金は、ストリップの南地区のホテルまでが$19、中央地区が$23、北地区が$27 となることがほぼ決まっている)

 なお、これは料金の話ではないが、シートベルトを着用していない乗客には $25 の反則金が課せられる可能性があるので、警察が近くを走行しているときなどは注意が必要だ。(もちろん警察の有無に関係なく着用すべき)

 もう一つ重要なこと、それは、交通渋滞や追突事故などを軽減する目的から、ストリップ大通りなどの路上からタクシーに乗車することは原則として認められていないということ。
 つまり、ラスベガスでは「流しのタクシーをつかまえて乗る」という概念がなく、空港、ホテル、レストラン、ショッピングモールなどにあるタクシー乗り場から乗車することになる。

 タクシー乗り場といえば、一流ホテルなどのタクシー乗り場においては、列の先頭に並んでいる客の前までタクシーを誘導し、ドアを開けてくれる(ラスベガスのタクシーは自動ドアではない)ホテルマンに対して、 1~2ドル程度のチップを渡してから乗車するのが慣例となっているので、強制ではないので必ずしも渡す必要はないが、そのような習慣があることだけは覚えておきたい。

 さて話は変わって、空港からホテルへ向かう際、多くのタクシードライバーは、時間的には早くても距離的にはかなり遠回りになる高速道路を利用しようとする。短時間に多くの売上を期待できるからだ。このとき、高速道路のほうが遠回りになることを知っている客は「ボラれた!」と気づき、運転手と言い争いになったりする。(前述の通り、2020年からは固定料金性になる予定なので、ボラれる心配はなくなる)
 これに関する問題点や対応方法などに関しては、週刊ラスベガスニュースのバックナンバー第308号と第888号を参照していただくとして、ここでは空港ではなく、ストリップ地区のホテル街からダウンタウン地区へ向かう際の(もちろんその逆の場合も)高速道路利用についてふれておきたい。

 ときどき読者から「ダウンタウンの夜景を見に行った際、遠回りされてボラれた!」との報告を受けるが、下の道(一般道)の渋滞状況などによっては、この区間の移動において高速道路を利用することは妥当であることが多いので、一概に「遠回りされた!」と決め込むべきではないだろう。(ちなみに高速道路自体は有料道路ではない)
 なぜなら、渋滞しがちなストリップ大通りを延々と走る場合のことを考えると、やや遠回りになっても高速道路のほうが時間的にも料金的にも有利になる場合があるからだ。つまり、低速走行時の待機料金を忘れてはならない。

 もちろんストリップの夜景をゆっくり楽しみたいという観光客にとっては、高速道路の利用は期待に反してしまうわけだが、その場合は、運転手にあえて高速道路を使わないようにお願いしてみるとよいだろう。渋滞などで時間がかかっても待機料金で売上を稼ぐことができるので、快く受け入れてくれるはずだ。
 もちろん彼らも商売なので、あまり時間がかかることはやりたくないのか、嫌な顔をされる場合もあるが、応じてくれた場合は少し多めにチップを渡したいものだ。

 なお、街の発展に伴う人口急増が著しいラスベガスにおいては、タクシードライバーといえどもニューカマー(その街に住み始めたばかりの新参者)であることが珍しくなく、主要ホテル以外の場所へ行こうとすると、逆に道順を聞かれたりすることがある。
 「日本人観光客のほうが著名レストランやゴルフコースの場所をよく知っている」との冗談話もときどき聞かされるが、主要ホテル以外へ行きたい場合はあらかじめ住所などを書き留めて手渡したりするのもよいかもしれない。
 間違った場所に連れて行かれたりした際、「あなたの言い方が間違っていた!」、「いや、ちゃんと正しく言った!」などの言った言わないの争いになることもあるので、そういったトラブルを避けるためにも、目的地の名前や番地を紙に書いて手渡すことは無駄ではないだろう。

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