【単位換算&服装のサイズ】 猛暑のベガスでよく耳にする「100度」って日本の何度?

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 アメリカはご存じのように世界で数少ない(というか、ほとんど世界で唯一の)「ヤード・ポンド法」が残っている国だ。
 残っているというか、それが主流で、メートル法などにはまったく興味がない様子。一時期メートル法の導入が議論された時期もあったが、今ではすっかり鳴りを潜めており、議論再開の気配は見えてこない。

 そんな状況なので、海外からの大多数の訪問者にとってはメートル法のほうが馴染みがあるわけだが、来訪者への配慮などまったく考えていないようで、マイルとキロメートルの両方を併記している道路標識など、ほとんど存在しないのが現状。つまり上の写真のような光景は極めてめずらしい例外中の例外ということになる。

 したがって、旅行中は長さも重さも面積も温度も、使い慣れない単位にしばしば直面するので、単位換算のためにスマートフォンのアプリなど、何らかの用意をしておいたほうがよい。ホテルの客室のテレビなどで天気予報を見ていて「今日の予想最高気温は100度」などと言われても困るはずだ。

 各単位のメートル法への換算方法は以下に示したが、「ポンド」「オンス」はその数値のみならず、表記方法そのものもわかりにくいのでよく覚えておくようにしたい。
 ポンドは、正式な綴りの POUND と表記されることは非常にまれで、通常 lb と表記される。複数の場合は lbs だ。(大文字で LB もしくは LBS と書かれることも少なくない)
 たとえばレストランのメニューなどにおいてロブスターの値段が $12/lb と書かれていれば「1ポンド $12」ということになり、また同様にスーパーマーケットなどでバナナの値段が 7 for 5 lbs と表示されていれば「5ポンド $7」ということになる。

 次にオンスについてだが、これもそのままの綴りの OUNCE ではなく oz と表記されることが多い。
 この oz という単位は「12oz のビーフステーキ」といったように、レストランのメニュー内などでしばしば見かけることになるので(ビールやワインのグラスサイズに使われることも)覚えておくと便利だ。
 以下に各単位と、シューズや衣服の号数の換算を一覧表にしてみたので参考にしていただければ幸いだ。

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