マンダレイベイMANDALAY BAY

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別館の DELANOホテルも含めると合計 4800部屋を超える巨大テーマカジノホテル。

プール施設においては、波が出るプール、流れるプール、砂浜など、全体として非常に広大で、またコンベンションセンター、アリーナ、水族館なども併設されており、すべてにおいて豪快な規模を誇っている。

ただ、中心街から離れすぎているため、このホテルで開催されるコンベンションやイベントなどに参加することを目的とした訪問者以外には、宿泊はまったくおすすめできない。(地理的な位置関係は、このページの上部にある [エリアマップ] で確認可能)
MGM社の系列。

マンダレイベイの寸評

 ハード的には非常によくできているので、コメントに困ってしまうのがこのホテル。
 というのも、いいところがたくさんあるにもかかわらず、それらプラス要因をすべて合わせても、「立地条件の悪さ」という一つの要因だけですべてが帳消しになってしまうほど、場所が悪すぎるからだ。

 地図を簡単に見ただけではその距離感がわかりにくいが、一番近い大きな交差点(MGMやニューヨーク・ニューヨークがある場所)まででも徒歩での移動は現実的ではないほど遠い。
 もちろん徒歩が不可能というわけではないが、実際、その区間のストリップ大通りの歩道を歩いている者は皆無に近く、陸の孤島のごとく、このホテルの周囲には人影がない。
(下の写真は、トロピカーナホテル側からマンダレイベイ方向を見たところで、写っている範囲は、ルクソールからマンダレイベイまでのストリップ大通り。夕方の時間帯なので、他のエリアであれば、たくさんの通行人でごったがえしているはずだが、この区間においては、歩道にだれ一人いないことが見て取れる)

 マンダレイベイ、ルクソール、エクスカリバーの3ホテルを結ぶ通路を利用して、その交差点まで移動する者は少なからずいるが(多くの宿泊客は、後述する無料モノレールを利用)、このマンダレイベイからその交差点までは、意識的にダッシュでもしない限り、普通に歩いて 30分はかかってしまう。

 そんな不便を解消するために、この3ホテルを結ぶ形で無料モノレールが走っているわけだが(写真)、夜11時ごろには運行が終わってしまうため(かつては 24時間運行のときもあったが)、不夜城ラスベガスのナイトライフをストリップ地区の中心街で楽しんだ場合、帰路でかなり不便を強いられることになる。
 また、おもなショッピングエリアも3km以上離れているので、買い物をして荷物などを抱えている場合、たとえモノレールが動いていたとしても、マンダレイベイまで戻るのは決して楽なことではない。

 結局、繁華街へ出るたびにタクシーなどを使うことになりかねず、ここのホテルに泊まると時間的にも金銭的にも負担が大きくなってしまう。

 というわけで、これ以上否定的なことばかりを書くと、このホテルのファンなどから叱られてしまいそうだが、とにかく特別な理由がない限り、このホテルでの宿泊は避けるたほうが無難だ。ホテルそのものはすばらしいだけに、残念でならない。
 もしこのホテルがシーザーズパレス付近に存在していたとしら、街の風景や人の流れも今とは大きく変わり、まったく別のラスベガス・ストリップが形成されていたにちがいない。

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