売春

 日本からの観光客の中には「ラスベガスでは売春が合法化されている」と思い込んでいる人がいるようだが、それは大きな勘違い。(上の写真は、風俗店の広告などが入ったボックス)

 ラスベガスでは売春は違法で立派な犯罪になる。売春が許されているのはラスベガスではなく、ラスベガスの北西部に位置する「NYE カウンティー」という場所。

 「カウンティー」とは行政区域の単位で、日本ではこれをよく「郡」と訳したりしているようだが、実際には面積的にも運営的にも日本の「県」に近いと考えたほうがよいかもしれない。
 ちなみにラスベガス市が属しているカウンティーは CLARK カウンティーだ。

 「売春」に関しては「売り手と買い手がその取引を望んでいる限り、国家権力が介入すべきではない」といった意見や、「被害者なき犯罪」といわれる中、古今東西、世界中の法曹界でもさまざまな意見があり、オランダ、フランス、スイスなどで公認されている例を挙げるまでもなく、ヨーロッパ諸国やアジア諸国を中心に合法化されている国が少なくない。

 またトレンドとしても合法化が世界の潮流のようになってきているので、「NYEカウンティーが異常な存在で、CLARK カウンティーが正常」と考えるべきではないかもしれないが、とにかく「ラスベガスでは違法」ということだけは知っておく必要があるだろう。

 さて、そのラスベガスから NYE カウンティーまでだが、最短の境界線まで約 80km ある。いくら道がすいているとはいえ 45分はかかる。
 さらにそのカウンティー内の町 Pahrump に入ってから目的の「店」を探したりしていれば、片道1時間はかかってしまうのではないか。ラスベガス観光客にとっては決して近い遊び場ではない。

 それでも行きたいという者は行くのも自由だが、あまりお薦めはできない。それは倫理的な見地や衛生上の問題もさることながら、「遊びとしての価値に問題がある」との意見が多いからだ。
 ようするにサービスのレベルがあまりにも低く、価格に対してサービス内容が見合っていないという意見をしばしば聞かされる。

 その分野に詳しい者からの情報によると、この種のビジネスは日本が世界で一番進んでいるとされ(もしくはアジア諸国)、日本ほどきめ細かなサービスを提供してくれる店などアメリカには存在しないとのこと。
 したがって、日本のサービスを知ってしまっている者が、わざわざ往復2時間もかけて NYEカウンティーまで行ってもガッカリすることまちがいなしと思われるので、関わらないことに限る。

 なお、ラスベガス市内で違法を承知で同様なビジネスをやっている者も少なからず存在しているようだが、結局サービスの悪さは同じなので、こちらも近寄らないことに限る。
 とにかくその分野の遊びは一切忘れ、カジノなりナイトショーなり、ラスベガスならではのエンターテインメントを楽しんでもらいたいものである。

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