服装

 服装の準備を検討する前に、まずはラスベガスの全般的な気候を知っておいたほうがよいだろう。

 ラスベガスは基本的に内陸型の砂漠性気候。夏は日本よりもかなり高温になるが、湿度が著しく低いため、ジメジメ感はほとんどない。
 その他の季節は東京と大差ないが、春や秋の気温は東京よりも総じて高め。冬はしっかり冷え込み、早朝の気温が氷点下になることも珍しくないが、日中は10度以上まで上昇する。年間を通じて降水量が著しく少ないのも特徴で、晴天が多い。

 それを知った上で、各季節に応じて服装を決める必要がある。

 4月から10月までは、初夏から真夏そして残暑の季節と考えるとよいだろう。4月でも真夏のような気温になることがしばしばあるので、「夏が総じて長い」ということを覚えておくべき。
 ただ、異常気温の日もあるので(涼しい日もあるので)、持っていく荷物としては、同時期の東京や大阪などと同じか、やや軽装でよいだろう。

 なお 3月から 11月までの間にラスベガスでゴルフをやろうと考えている者は、夏以外でも日中の気温がかなり高くなる可能性があるので半袖シャツは必携。
 また、4月から 10月までのプールのシーズンはもちろんのこと、冬場でもホテルにはジャクージ施設があるため水着はあったほうが便利だ。
 真夏は連日摂氏 40度を超える猛暑に見舞われるものの、湿度が低いため、日本の夏ほどは不快ではない。

 そんな猛暑の一方、ナイトショーの劇場、カジノ、レストランなどはかなり冷房が効いているので、冷房が苦手な者はそれなりの対策を忘れないようにしたい。

 ちなみに、白人が心地良いと感じる気温は、日本人のそれよりもかなり低めとされており、ラスベガスのカジノ内の夏期の冷房設定温度は摂氏 21~22度、ナイトショーの劇場内の設定温度は 20~21度となっているので注意が必要だ。女性は羽織るモノがあったほうがよいだろう。(この館内の気温に関しては、週刊ニュースの第960号にくわしく掲載)

 なお、ホテルの客室内の気温は、よほど古いホテルでない限り、各自で自由に調節できるようになっているので気温を心配する必要はないが、乾燥しているので肌荒れなどには要注意。

 11月後半から3月初旬までは、東京の同時期の気温とおおむね同じ程度を想定しておけば、大きな失敗はないはずだ。

 晩秋から初春にかけてグランドキャニオン国立公園(サウスリム)へ行く予定をしている者は、標高が高く(2000メートル)かなり冷え込む可能性があるので出発直前に気象情報などをチェックするようにしたい。
 特に真冬は(写真)、氷点下になる日が少なくないので厚着の用意は不可欠だ。(目的地がグランドキャニオン・ウェストリムの場合、サウスリムに比べてやや温暖)

 ナイトショーやレストランにおける服装制限はほとんど無いと考えてよい。つまりフォーマルウェアは不要。もちろんジャケットが必要というレストランもまったく存在していないわけではないが、数的には極めて少数派だ。
 ただし高級店の場合、「えり付きのシャツを推奨」ということもあるので、夏期でも「衣服の荷物は Tシャツだけ」というのは避けたほうがよいかもしれない。ちなみにナイトショーは、ジーパン、短パン、Tシャツでなんら問題ない。

 一方、ナイトクラブでは、ジーンズ、Tシャツ、スニーカー、サンダルは不可となっていることが多い。
 特に高級をウリにしているナイトクラブでは、シューズから服装そして髪型も含めた全体の身なりで、入場させてもらえない場合がある(特に男性客)。だからといって、高級なジャケットを着ていけばよいというものでもないので、ナイトクラブの服装に関しては、このラスベガス大全の [ナイトクラブ]セクションなどを参考に、事前に研究していったほうがよいだろう。