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5人に 1人は体験していると推測される超人気ツアー スカイダイビングは、周囲に樹木や障害物がない砂漠性気候のラスベガスだからこそ安全に楽しめる超人気のアトラクション。老若男女だれでも簡単に挑戦でき、もちろん初心者大歓迎。事実このツアーの参加者の大半は 「生まれて初めて飛ぶ」 という超初心者ばかりだ。英語の心配もまったくいらない。
ジャンプまでの手順は至って簡単だ。15〜20分間のレッスン (日本語のビデオを見るだけ。もしくは日本語を話すスタッフの説明) を受けた後に、インストラクターと一緒に 3000メートル 以上の高さから TANDEM JUMP (プロのインストラクターと参加者が、親亀と子亀のような格好でくっついて行う二人一組でのスカイダイビング) を行う。時速200km前後のスピードで数十秒間 高速落下のスリルを味わったあと、パラシュートを開きしばらく (5〜7分) フワフワと空中散歩を楽しむ。最後は広大な砂漠の中に静かにランディング。 言葉では言い表せないこの貴重な体験はまさに生涯屈指の体験となるだろう。ダイビング自体のすばらしさはもちろんのこと、その景色が感動モノで、広大な砂漠やラスベガス市街など、一大パノラマが眼下に一望できる。 まるで鳥になったような気分で眺めるその景色は旅客機から眺めるそれとはまるでちがう。なんといっても視界は前後上下左右 360度だ。 やる前の想像に反して恐怖感はまったく感じない。むしろ過激なジェットコースターの落下局面の方がはるかに恐いぐらいだ (スカイダイビングはパラシュートを開く前においても空気抵抗の関係で物理学でいうところの自由落下状態からすぐに定速運動状態に突入してしまうため恐怖感はほとんど感じない)。 そのためか、やる前に怖がっていた人でもやったあとに 「怖かった」 という人はほとんどいない。むしろやったあとは全員が口をそろえて、「人生で最大のイベントだった。やってみて本当によかった」 と言う。 もちろん安全性についても心配はいらない。統計的にスカイダイビングはスキューバダイビングよりもはるかに安全なスポーツで、特に砂漠都市ラスベガスは民家や送電線や樹木などの障害物が少ないため "最も安全にスカイダイビングを楽しめる都市" として名高く、ラスベガス各地におけるタンデムジャンプでの死亡事故は統計が取られて以来まったくのゼロだ。どうやらスカイダイビングによる事故を心配するぐらいなら、現場へ行くまでの交通事故を心配した方がよさそうだ。 (ときどきニュースなどで報じられるスカイダイビングの事故の大部分は、パラシュートがからまったりしやすいグループ曲芸ジャンプによるもので、タンデムジャンプではない。ただしタンデムジャンプでもまったく事故が報告されていないわけではなく、ここ 10年では、なぜか埼玉県とグアム島で事故が発生しており、両方とも日本人が当事者となっている。事故原因は、予備パラシュートを開く際のインストラクターの判断ミスとされている) ちなみに在ラスベガスのスカイダイビング場は USPA (全米パラシュート協会) から安全認定を受けており、インストラクターの質はもちろんのこと機材の信頼性も高い。 インストラクターの多くはジャンプ歴 500回以上のエキスパート、機材に至ってはすべてのタンデムジャンプパラシュートに 「第3の安全装置」 と言われる最新鋭のハイテク自動パラシュートオープナー "CYPRESS" が装着されている。 つまり第1の "主パラシュート"、万一のための第2の "予備パラシュート"、そしてパラシュートを開く動作を忘れてしまった場合の第3の "CYPRESS" という 3本柱のセーフティーシステムで安全はしっかり確保されている。 また、ランディング時の衝撃について心配する人も多いようだが、拍子抜けするほど静かなランディングなのでまったく心配する必要はない。大げさな表現をするならばハイヒールでも着陸できるほどだ (もちろん風などの気象状況によって毎回条件は異なるが)。そのようなソフトランディングができる理由は、着陸直前にインストラクターがパラシュートのロープを操作し (丸形パラシュートではなく長方形のパラシュートを使っているため、よりきめ細かなコントロールが可能)、落下進入角を斜めにするからである (つまり飛行機のように水平に近い角度でランディングする)。 全行程の所要時間は、レッスンビデオおよび機材の準備や装着に約 1時間、飛行機に乗っている間が約20〜30分、高速落下が約 0〜60秒、空中散歩が約 5〜7分、その後ランディング地点から施設に戻る時間、片づけ、着替え等が 20分、その他もろもろで全部で2時間〜3時間ほどみておいた方がよいだろう。 (ただし、スカイダイビングがすべて終了しても、無料送迎シャトルを利用する者は、そのシャトルの出発時刻まで、数時間待たされたりすることがあるので要注意) 料金は、飛び出し地点の高度などによって多少異なることもあるが、おおむね $200〜$250。この料金にはインストラクター代、機材レンタル料、飛行機代、送迎代などすべてが含まれている。トラベラーズチェックおよび各種クレジットカードでの支払いも OK だ。 なお自分の命を預け運命を共にしたインストラクターに気持だけチップを渡すと喜ばれる (渡すタイミングは、始めではなくて最後に渡すのが普通)。金額はあくまでも気持なので決まったルールなどはないが $10〜$20 程度でよいだろう。 営業時間はどこのダイビング場もおおむね 8:00AM から日没3〜4時間前まで (最終受付は 2:00pm ぐらいまで)、が一般的。週末ももちろんオープンしているが、雨天および強風など荒天の場合はクローズとなる。この地において雨が降ることはほとんどないが、強風によるクローズは珍しいことではない。 参加資格は 18歳以上で体重 245ポンド (約110kg) までの者。服装は自由 (どっちにしろ専用の防風着を私服の上に着用するため。なお、個人の判断で着用しなくてもよい)。靴も普通のスニーカーで十分だ。ハイヒールなどで行ってもスニーカーが用意されているので特に問題はない。 恐怖心を少なくするために、ビールなどを飲んでから現場へ行く者もいるが、タンデムジャンプといえども、飲酒でのダイビングは拒否されるので、朝食などでのビールのガブ飲みは禁物だ。 別料金 ($90〜$150 前後) を支払えば、ダイビングしている最中の 空中ビデオ を撮影してもらうことも可能だ。この撮影には大きく分けて二通りあり、タンデムジャンパーの二人 (インストラクターと参加者) とはまったく別にカメラマンダイバーが単独で平行にジャンプして撮影するタイプと、カメラマンダイバーは飛ばずに、参加者の背中にいるタンデムのインストラクターがその腕に広角レンズのビデオカメラを取り付けて手を伸ばしながら参加者や景色を撮影するタイプがある。 前者の方法は、さまざまな角度から撮ってもらえるというメリットがある一方、パラシュートを開いたあとの空中散歩の部分は撮ってもらえないという大きな欠点があり (パラシュートを開いたあとは、パラシュート同士がからまってしまうという重大な事故を招く恐れがあるため、カメラマンがダンデムの二人に接近することは絶対に許されていない)、また、高速で落下している場面の撮影がメインとなることから、カメラマンに高度な技量が求められ (自分の位置や落下速度を空中で自由に制御できなければならない)、ヘタなカメラマンの場合、良いアングルやシャッターチャンスを逃し失敗しやすいという欠点がある。一方、後者の方法は、パラシュートを開いたあとも撮影してもらえるというメリットがある反面、似たようなアングルからの映像になってしまいがち、という欠点がある。 どちらの撮影方法がよいかは一長一短があるので、なんとも言えないが、後者の方がカメラマンダイバーを飛ばさなくてもよい分だけ料金的に安くなり、最近は後者の方法が主流となりつつある。 いずれの方法にせよ、そのビデオは一生の記念になるので、想い出をカタチにして残しておきたいという者はぜひオーダーしてみるとよいだろう。ただ、スカイダイビング自体がほんの数分間の出来事のため、結婚披露宴などの記念ビデオのように長い記録映像になることはなく (ほんの数分)、映像の長さに比べ割高感があることは否めず、そのへんのことはあらかじめ了承しておく必要があるだろう。 なお、記録メディアとしては、今ではほとんどが DVD のため、その日のうちに手渡してもらえる (かつての VHSテープの時代は、撮影した映像を編集してから改めて収録し直し、その後、カセットを日本まで船便などで郵送する、という手順が取られた)。 ビデオを撮ってもらうかどうかは別にして、とにかく日本では絶対に体験できないようなことを体験してみるのが海外旅行というもの。どんな高級なみやげや記念品を買って帰ってもいつかはなくなってしまうが、このような 「体験」 は 「思い出として一生残る自分へのみやげ」 になるので、勇気を出して挑戦してみるべきだろう。ちなみに 「若い日本人女性がたくさん挑戦しているわりには、なぜか男性はやや少なめ。日本人男性は臆病なのか?」 とは現場インストラクターの弁だ。 さて行き方に関してだが、これまでは各自がレンタカーやタクシーを利用してスカイダイビング場施設 (ラスベガス周辺の各空港の構内) まで行く必要があったが、最近はどこのスカイダイビング場も無料送迎サービスを始めたので、自分で交通手段を手配する必要がなくなった。なお、無料送迎サービスを使わずにレンタカーで行ったからといっても、その分の割引はない。 ジャンプ前に行われる簡単なレッスンは、「日本語バージョン」 がちゃんと用意されているのでなんの心配もない。ようするにレッスンと言っても日本人用に作られた日本語レッスンビデオを見るだけだ。 またインストラクターとのコミュニケーションは言葉ではなく身振り手振りによる説明が中心なので誰にでもわかるようになっている。仮にその説明が理解できなくても、プロと一緒にダイブするので安全性になんら問題はない。(最近日本人観光客が増えたのか現場スタッフは 「エビゾリ」、「シリケル」 などヘンな日本語をしゃべる。ちなみに 「エビゾリ」 は空中で海老ぞりのような格好をせよという意味で、「シリケル」 はインストラクターの尻を蹴るぐらいに海老ぞりの姿勢を取れという意味)。 そもそもジャンプ前のレッスンビデオやインストラクターの説明は、安全のためというよりも楽しくジャンプするためのものなので気楽に考えてよい。もし仮にこのタンデムジャンプが、参加者の知識や理解力の欠如により死亡事故などのリスクが増大するようなスポーツであったとするならば、ジャンプは始めから実行されない。なぜなら、参加者が事故死するということは、プロのインストラクターも一緒に死ぬわけで、インストラクターがそんな初心者を連れて飛ぶわけがないからだ。ようするに参加者がレッスンビデオを理解しようとしまいとリスクが増大するわけではないということである。 ではそのレッスンビデオでは何を説明しているのか? ビデオから学び取るべき要点はたったの 4つだけだ。ひとつは、飛行機のドアから飛び降りる瞬間は両手を胸の前でクロスするような形で閉じておけ、ということ。これは飛行機のドアなどに手をぶつけたりしないようにするためだ。 2つ目は、空中では思いっきり両手両足を広げるということ。これをやらないと空気抵抗が小さくなり落下速度が増し、落下を楽しめる時間が短くなってしまうばかりか、パラシュートを開いた時の衝撃も大きくなってしまう。 3つ目が、両手両足を広げるだけでなくカラダ全体をできるだけエビゾリ状態 (背中をそって頭や手足よりもヘソを大地に近づける状態) にするということ。この 「ヘソを一番低くする」 ことは安定落下に欠かせない条件で、これを怠るとカラダが不安定になり空中で回転しかねない。なお、両手両足を広げる動作やエビゾリ姿勢が不十分な場合、インストラクターが空中で参加者の肩や足をたたいてくれるので、そうされたらすぐに両手両足を大きく開きエビゾリ姿勢を取る必要がある。 最後の要点はランディングだ。着地時は両足を前方に投げ出すような格好 (ようするに上半身と下半身が直角になるようなカタチ) でランディングしろということ。つまり着地は水平方向にお尻で滑るようなカタチでおこなわれる。子供のころすべり台で遊んでいた時のイメージで着地すればよい。ちなみに着地点はフカフカの砂地だ。実際にはお尻で滑ることなく、お尻が地面に着く前に両足で歩き始めてしまうことになるだろう。それほど着地はゆっくり (まるで空中で静止したかのような状態で) 行われるということだ。ただし風が強いときなどは横方向への動きが激しく尻で滑り込むようなランディングになることもある。 したがって、汚れてもいい服装をしていった方がよいだろう。 以上これら4つの要点以外に特に注意すべきことはないので、ここでの説明を読んで内容を理解してしまった者は、もうこれで大丈夫だ。 とにかく英語力やリスクを気にしてこの貴重な体験チャンスを断念することはナンセンスというもの。言葉の問題に関して言えば、ダイビングそのものよりもむしろ電話による予約作業の方が身ぶり手振りが通じない分だけよっぽど英語力を必要とするだろう。 さてその予約だが、どこも完全な予約制となっている。客一人に対して一人のインストラクターが必要なのでスタッフの勤務ローテーションの関係上、予約なしの飛び込み客はまず受け付けてもらえない。その予約も最低でも 24時間前には入れておく必要がある (もちろん空いていれば当日予約も可能だが)。 英語に自信がある者は直接現場に電話をしてみるとよいが、以下のようなことを聞かれることがあるのであらかじめ返事の準備をしておく必要があるだろう。希望日、希望時間、宿泊ホテル、支払方法、クレジットカード番号、ビデオ撮影の有無、交通手段、体重 (ポンド表示)、心臓疾患および血圧障害などの有無、妊娠中かどうか、など。 なお、施設側にとってタンデムジャンプの客はインストラクターの待機や機材の準備などそれなりに事前コストがかかるため、予約しておきながら勝手にキャンセルされてしまうと大変困る。 したがってタンデムジャンプの予約に対しては $50 程度のクレジットカードによるデポジット (前払手付金) を取っているスカイダイビング場が多い。つまり予約後、勝手にキャンセルすると、そのお金は返ってこないというわけだ。ただし予約日時の 48時間よりも前のキャンセルは原則として無料。 英語に不安があるという者は、このラスベガス大全が日本語による無料予約代行を受け付けているので、それを利用するとよいだろう。詳しくはこのページを閉じて前のページにもどれば、予約手順などが説明されている。 (読者の皆様が独自に英語で直接現場に予約をしても、ラスベガス大全経由で予約をしても、皆様が負担する料金はまったく同じです。しかしながら、ラスベガス大全経由でご予約いただいた場合は、スカイダイビング場側から私どもラスベガス大全に紹介手数料としてささやかながらコミッションが支払われることになっています。したがって、もしこのラスベガス大全の各種情報が少しでも皆様のご旅行のお役に立てているようでしたら、ぜひこの無料予約代行サービスをご利用いただき、私たちをサポートして頂ければ大変ありがたく存じます) 予約はできることなら日本を離れる前にやってしまった方がよい。混雑していて希望の時間帯の予約が取れないことがあるからだ。混んでいようがいまいが、また旅行日程が変更になる可能性があろうがなかろうが、48時間前までのキャンセルは自由にできるので、とにかく予約だけ先に入れてしまった方が賢明だ。 最後に、現地に到着して実際にジャンプをする前に数枚の誓約書 (日本語版も用意されているので安心。ただし翻訳がヘタなので笑ってしまう) にサインさせられる。 「死ぬ可能性があることを承知しました」、「インストラクターと肌が接してもセクハラで訴えません」 など、その内容を見てびっくりしてしまう日本人も多いようだが、あまり驚く必要はない。 ちなみにその内容とは、 基本的には 「他のどんなスポーツと同様にスカイダイビングというスポーツにも事故の可能性があることを私は十分認識しております。万一事故でケガをしたり死亡した場合においても私および私の家族が貴社を訴えるようなことは致しません」 というものだ。 これは決して 「スカイダイビングは危ないスポーツだ」 という意味ではないので安心してかまわない。これは訴訟社会のアメリカにおける極めて当たり前の自己防衛手段なのである。 ちなみにスキー場でスキーの板などをレンタルする際にもこれとまったく同じような誓約書にサインさせられる。そうしておかないとケガをした客などから、「スキーがそれほど危険なスポーツだったとは知らなかった。それを知らされていたらやっていなかった。レンタル業者は事前にそのことを客に知らせるべきだが、意図的にそれを隠していた疑いがある。またスキー用具も欠陥だった」 などと訴えられる可能性があるからだ。 アメリカでは天文学的な金額で訴えてくるバカげた訴訟が多いため、このような事前契約で企業は自らを防衛しているのである。 したがってこの誓約書は、「アメリカ訴訟社会が生んだ単なる儀式」 とでも考え、無条件でサインしてしまってかまわない (なお、「サイン」、つまり 「署名」 だけでなく、各条文ごとに 「イニシャル」 と記されている書類もある。その場合は各条文の所定の位置にイニシャル、つまり 「山田花子」 であれば 「HY」 と記入する)。 もちろん訴える可能性がある人はサインしてはならない。ただしその場合ダイビングさせてもらえないことは言うまでもない。 ■ 男性のみ注意: ダイビング装置を装着する際、両肩から股にかけて架ける 2本の太いストラップベルトは、男性の大事な部分 (ようするに陰茎および睾丸です!) におおいかぶさらないように装着する必要がある。 少しでもベルトが局部におおいかぶさるように装着されていると、パラシュートが開く際の衝撃でつらい思いをすることになり、その後の数分間のせっかくの空中散歩が楽しいものでなくなってしまう恐れがある。 ちなみに空中散歩の最中は全体重が股間にかかっているため、「位置を直す」 動作は非常にむずかしい。 |
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