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ウィン・コレクション  



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英語名   The Wynn Collection
住所   3145 LAS VEGAS BOULEVARD LAS VEGAS, NV 89109
電話   702-770-3590
アクセス   ウィンラスベガス内

 この施設は 2005年 3月に閉鎖されてしまいました。すでに閉鎖されていることを告知するために、この項、このまましばらく掲載します。以下は営業していたころに書かれた情報です。

 90年代、ミラージ、トレジャーアイランド、ベラージオなどの大型テーマホテルを次から次へと建設し、ラスベガスのホテル王と称された Steve Wynn 氏。
 同氏はホテル経営のかたわら、趣味の絵画収集にも力を入れ、ベラージオ内に、自身が所有する名画を展示するためのアートギャラリーを造ってしまう。
 しかし経営悪化を機に、2000年春、MGM 社 (現 MGM Mirage 社) にベラージオ、ミラージ、トレジャーアイランド社を買収されてしまい失脚。
 絵画を持ってベラージオを去った同氏は新たにウィンラスベガスを建設。そのホテル内に造ったのがこのアートギャラリー。

 展示作品はゴッホ、モネ、セザンヌ、ゴーギャン、ピカソ、アンディウォーホールなど全部で 15点。(ときどき作品を入れ替えるので、この数字は多少前後することもある)
 注目はなんといってもピカソの Le Reve (写真左、クリックで拡大表示)。サイズが大きい (130cm x 97cm) ばかりか、ウィン氏が一時期ホテルの名称にもしようと考えていたほどのお気に入りの作品だけあって、見る側の先入観もあるのか、その存在感は圧倒的だ。
(ホテルの名称はウィンラスベガスになったが、同ホテルで行なわれているナイトショーの名称にはこの Le Reve が採用されている。ちなみに Le Reve の意味はフランス語で夢)

 参考までにこの絵は 99年 7月にニューヨークのクリスティーズのオークションにて 4800万ドル (当時のレートで約60億円) で Wynn 氏の関係者が落札したとされている。
 芸術作品に対するイメージや印象は、その作品が持つ芸術性もさることながら、価格を聞いて大きく左右されてしまいがちだが、たしかに 60億円という数字を聞くと、無条件ですごいと思ってしまう。価格から来る先入観で芸術性までもが底上げされて見えてしまうのは好ましいことではないが、この絵の前に立ってじっくり鑑賞しているとオーラが放たれているように見えてきてしまうから不思議だ。
 その他の注目作品はゴッホの "Peasant Woman against a Background of Wheat" で (写真右下)、こちらも Le Reve に勝るとも劣らないとんでもない金額で購入されたとされているが、こちらはまもなく売却処分されることになっている。

 展示会場は非常に狭く 20〜30人のミーティングルーム程度の大きさだが、それなりに立派で 60億円の絵を観るに遜色のない雰囲気が漂っている。
 入場の際にはコードレス電話の受話器を大きくしたようなナレーション装置を渡され、作品の前に表示された番号をそれに入力すると解説が流れてくるようになっている。日本語バージョンも用意されているので、それを希望する場合は現場スタッフに 「ジャパニーズプリーズ」 と遠慮なく申し出よう。操作方法も聞けばていねいに教えてもらえる。
 展示時間は 10:00am 〜 9:00pm。入館料は一般の大人が $15、子供 (6〜12才) $6、シニア (65才以上) $12、地元民の大人が $6、子供 $3。
 なお観賞後は、ギフトショップが併設されているので立ち寄ってみるとよいだろう。(冒頭の左側の写真はノートパッドとマグカップ。それぞれ $11、$10)


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