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スタートレック エクスペリエンス  




英語名   STAR TREK THE EXPERIENCE
住所   3000 PARADISE ROAD LAS VEGAS, NV 89109
電話   702-732-5111
アクセス   ラスベガスヒルトン内

 このアトラクションは 2008年9月1日に打ち切られてしまいました。すでに終了していることをお伝えするために、この項、このまましばらく掲載します。

[ 参考までに、以下は公開されていたころの情報です]

 24世紀の未来宇宙をテーマにした人気 SFテレビ番組 STAR TREK のテーマアトラクション。約 7000万ドルをかけて造られたこのヒルトンと Paramount Parks 社の合作は、シュミレーションライド施設としては世界最大規模の投資額とのこと。

 会場に到着したとたんに目に飛び込んでくる巨大エンタープライズ。マニア (トレッキー) ならばまずはここでそのリアルさに圧倒されることだろう。
 興奮を抑えながらチケットを買い入場ゲートを通過すると、そこから延々と続く通路の両脇には、戦闘用の各種武器からトライコーダーなどの小物類、さらにはクリンゴン、ボルグなどの衣装まで、撮影現場で実際に使われた数々の逸品が所狭しと並んでいる。

 さらに通路を進むと、2つのライドが待っている。1998年の開業当時から存在している "Klingon Encounter" と、2004年に新たに追加された "Borg Invasion 4D" だ。
 どちらもいわゆるシュミレーションライドだが、あえて違いを表現するならば、前者が動きを重視したモーション系、後者が映像を重視したビジュアル系といったところか。
 どちらも楽しいアトラクションだが、マニアでない者にとっては単なるシュミレーションライドになってしまう可能性が高い。ここでは多少でも、「ニュージェネレーション」 あたりのクルーの顔が少しでも浮かび、「クリンゴン星人」 程度はわかっていた方が楽しめるだろう。「ディープスペース 9」、「ヴォイジャー」 まで知っていればここはもうパラダイスだ。

 ちなみに、Borg Invasion 4D は、ヴォイジャー以降のシリーズの知識が求められるが、ヴォイジャーは日本では全国的な地上波でテレビ放映されていないためか、なじみが薄いと聞く。
 このライドで演出されるハイテク立体映像は、"ドクター" (Robert Picard) 率いるヴォイジャー陣営と、立方体型宇宙船が売り物のボーグ陣営との戦いとなっているので、そのへんのストーリーになじみがない者は、事前に何らかの方法でヴォイジャーシリーズを見ておくことをおすすめする。もしくは映画版 "First Contact" (すでにビデオもDVDも出ている) などで研究しておくとよいだろう。

 激しい動きと意表をつくラストシーンが売り物の Klingon Encounter に比べ、Borg Invasion 4D は洗練された映像と細かい仕掛けが売り物だ。特に座席の仕掛けがユニークで、ボーグ陣営から攻撃を受けるたびに、顔面や耳元に冷たい霧がかかったり、背中や尻に珍妙な刺激が加わる。肛門付近を刺激される際、真剣な戦いの最中であるにもかかわらず観客から笑い声がもれるあたりは、なんとも愉快だ。
 ライド自体の時間はどちらも約7分だが、ライドに誘導される前のクルーによる演出が 15分ほどあるので、全体としてはそれぞれ約 22分のアトラクションとなっている。

 本格的なトレッキーには記念撮影もおすすめだ。右の写真がそれだが、この Enterprise NCC-1701-D のブリッジでの記念撮影は別料金で $14.99。
 Klingon Encounter ではブリッジの後方に立って前方スクリーンを見るだけで次のライドに移動してしまうが、この記念撮影のオプションを取れば、撮影後、ブリッジの中を自由に歩き回ることができる。実際のスタジオで使われた小物 (船の名前が刻印されたプレートなど) がきちんと復元されているだけでなく、コント ロールパネルのデザインもほぼオリジナルに近い形で再現されているなど、Next Generation ファンには夢のようなひとときになることまちがい無し。どうせなら、写真撮影の前にユニフォーム型Tシャツとバッジを購入してから撮影に臨むとよいだろう。

 ギフトショップやテーマレストランも併設されており、そこでは Tシャツ、トレーナー、マグカップといった小物類から、革ジャンパーやジャケット、さらにはマニア垂涎の的である 「実際の撮影に使われた現物」 までもが販売されている。ちなみにアルミニウム鋳造の "トライコーダー" は $3,000、"クリンゴンの衣装" に至ってはなんと $12,000 だ。
 テーマレストラン Quark's にはクリンゴンやフェレンギに扮した店員などがおり、彼らと一緒に写真撮影ができるなど、テーマレストランらしいユニークな演出が楽しめる。メニューも、Steak Picard、HamBorger、Moogie's Pasta など、トレッキー以外には意味不明なものが目立つが、それはそれでよいだろう。

 入場料は大人 $34.99、12才以下の子供 $31.99 と決して安くない。なお身長 42インチ(約 106cm) 以下の子供は展示品の見学までで、2つのライドへ乗ることはできない。
 余談だが、かつてのラスベガスでは、「ギャンブラーがカジノにお金を落とすのでアトラクションは低料金」 というのが通り相場だったが、近年はギャンブルをまったくやらない観光客が増えてきたためか、"受益者負担" が最近の傾向となっており、ここの料金体系もまさにその流れに沿っているといえそうだ。
 また、「大人の街への回帰」 というのも最近のラスベガスでの傾向で、ここの料金で子供があまり優遇されていない部分にも、そのトレンドがうかがえる。

 場所はラスベガスヒルトンホテル内のカジノフロア。営業時間は年中無休で、午前 11時から午後 11時まで。
 最後に蛇足ながら、このスタートレック施設に隣接するカジノの男性用トイレ (←クリックで写真) では、利用者が用を済ませると、その直後に正面のディスプレイに宇宙人風の声と映像で、「あなたの尿を分析したところ…」 などというメッセージが流れて来る。その便器の直線的なデザインとメタリックな素材は、いかにも未来的で遊び心があふれているので、興味がある者は立ち寄ってみるとよいだろう。いや、立ち寄るだけではメッセージは流れてこないので、立ち小便をしてこよう。

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