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NATHAN BURTON COMEDY MAGIC



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ホテル  フラミンゴ / 702-733-3333
スケジュール  4:00pm
休み  月曜日
料金  $34, $44 (税別)
ドリンク なし 年齢制限 特に決まっていない
英語力 ほとんど不要 座席指定 指定席

 マジシャンとしての格も知名度も会場の規模も設備もかなりマイナーだが、英語力を必要とせず、安くてそこそこ楽しめる愉快なマジックショーなので、予算重視派におすすめしたい。

 まずはこのマジシャン Nathan Burton 氏についてだが、地元民にはそこそこ知られる存在だが、日本人の間ではほとんど無名といってよいだろう。その名前から、だれもが 「ランスバートンの弟か?」 と思ってしまいがちだが、あのランスとはまったく関係ない。
 彼の名前が地元で知られるようになったのは、なんといっても 2005年 3月に旧アラジンホテルのショッピングモール・デザートパッセージ (現プラネットハリウッドホテルのミラクルマイル) で行われた公開断食で、彼はそのショッピングモール内の広場に置かれた大きなガラスケースの中に入り、一週間、スポーツドリンク以外の飲まず食わずのパフォーマンスを演じた。
 その内容はともかく、彼のラスベガスでのプレゼンスはそれをきっかけに日増しに高まり、この常駐ショーの機会を勝ち取ることができたといっても過言ではないだろう。

 会場は、当初その断食をやった場所、つまりミラクルマイル内にある Vシアターで始まったが、2008年4月から現在のフラミンゴのシアターに鞍替えしている。
 なお、このショーはナイトショーではなくアフタヌーショーで、開演は午後4時。比較的何もやることがない時間帯なので、これはこれで便利と考えたい。

 内容はコメディーマジックだが、普通のコメディーショーのようにしゃべりまくるわけではなく、あくまでもマジック中心なので、語学力はほとんど不要だ。
 では何がコメディーなのか。それはマジックそのものがおもしろおかしく演じられるということで、たとえば、電子レンジに見立てた装置の中に主役のバートン氏が入り、スイッチを押すと、煙が出て一瞬のうちに黒こげの黒人に入れ替わってしまう、といったたぐいのコミカルなマジックが多数演じられる。
 あまり細かく説明してしまうと楽しみがなくなってしまうので、あと2つだけ紹介しておくと、大きな木箱の上にトイレ(洋式の便器) が置かれ、そのトイレの中に人間 (アシスタントの男性) を頭からさかさまに押し込み、バートン氏が水を流すと、その人間はトイレの中にゆっくりと流れるように吸い込まれ消えていってしまう。当然のことながら下の木箱の中にいると思われるが、木箱の扉を開けると中に人はいない。水を流す効果音と人が消えていくタイミングが実に絶妙で、とにかくコミカルで見ていて楽しい。
 もうひとつは巨大ヘアドライヤーを使ったマジック。アシスタントの女性がそのヘアドライヤーの吹き出し口の部分をのぞき込むようなカタチで頭を近づけ、そこでバートン氏が電源スイッチを押すと強風が吹き出し、女性の身体は風になびくように水平方向に持ち上がってしまう。つまり頭だけがヘアドライヤーに接した状態で身体のすべてがふわふわと水平になびく。まるで鯉のぼりのようで、写真で見せることができないのが残念だが (この写真は公開していないとのこと)、これがまた不思議であると同時に、動きが非常にこっけいで場内は爆笑に包まれる。

 正味約 50分とかなり短めだが、料金も他のショーに比べ安めで、午後の暇つぶしとしては、時間的にも料金的にも手頃なショーといってよいだろう。
 欠点はこの会場の構造。このホテルの伝統といってしまえばそれまでだが、昔ながらのディナーショースタイルの座席配置がそのままこのショーにも引き継がれ、一般の劇場のような (映画館のような) 座席配置にはなっていない。つまり細長いテーブルの周囲にイスを並べたセクションと、ブース席のセクション (小さなテーブルを半円形のブース席が取り囲むようになっているセクション) で構成されており、客がステージの正面を向けるようになっているのはブース席の中央付近ぐらいで、大多数の席からは、首が疲れるような角度でステージを見ることになる。イスを勝手に動かせばなんとかなるが、となりの人との間隔が狭いため、それもなかなかむずかしい。もちろんブース席は動かすことができず、座り心地はテーブル席より良いものの、角度的にはさらに条件が悪い。ステージに近い 10ドル高い席にしたからと言って、まっすぐ正面を向ける席とは限らないのが、この会場の欠点だ。
 チケットは劇場の目の前にあるボックスオフィスで買うことができる。この会場は椅子を並べるだけのフレキシブルな座席配置になっているためか、ほぼ満員状態になってもなんとか入場できてしまうのが普通で、日本を出発する前に手配する必要はないだろう。


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