 |
 |
 |
 |
住所 |
|
5101 S. Pecos Rd. Las Vegas, NV 89120 |
 |
 |
電話 |
|
702 - 456 - 5596 |
 |
 |
営業時間 |
|
月〜金 10:00am-8:30pm、 土 9:30am-8:00pm、 日 11:00am - 6:00pm
|
 |
 |
地図 |
|
店舗1
店舗2
店舗3
店舗4 |
 |
 |
 |
 |
 |
安売りが自慢の会員制倉庫型ディスカウントストア。
宣伝経費、内装、陳列、包装、店員サービス、流通経路などを徹底的に簡素化し、とことん安さを追求した会員制倉庫型ディスカウントストアは 80年代に登場すると ( 先べんをつけた Price Club 社はすでに 76年には存在していたが、当時はまだ現在のような形態にはなっていなかった)、消費者のニーズや時代にマッチしたのか、瞬く間に全米に広がった。
ブームとなった要因を 「店舗の広さと、飾り気のない無頓着な陳列から来る安いイメージが消費者にウケたため」 と多くの専門家が分析しているが、「ゴミや無駄を無くそうとする世界的なエコロジーブームと、店内装飾や包装を極力抑えようとした企業理念がうまくマッチしたため」 とする見方もある。
いずれにせよブームがピークに達した 90年代初頭、当時隆盛を極めた Pace (Sam's Club の前身)、Price Club、Price Saver、Costco などの各社は、消費者の 「包装不要、店員不要、過剰サービス不要」 といった意識や省資源を良しとする社会的な潮流の後押しもあって、"トレンディーな花形企業" としてもてはやされた。
「過剰サービスの店は悪、無サービスの店が善」 という短絡的な図式が定着しかねない情況で、美しい店舗やきめ細かいサービスを売り物にしてきた従来型スーパーマーケットなどがアイデンティティーと方向性を見失いかけたのもこの頃だった。
しかしその後、倉庫型ディスカウントストア自体の需要は落ち込まなかったものの、参入企業が多くなりすぎたためか、同業者同士での競争が激しくなり、90年代後半からは吸収合併など統廃合の時代を迎えることになる。
そのような経緯を経ながら、現在では結果的にこの SAM'S CLUB と COSTCO だけが生き残るという 2社独占の状態に集約され、両社はその独占的な市場環境からもたらされる繁栄を謳歌している。
SAM'S CLUB と COSTCO は価格的にも内容的にもほぼ互角といった感じで、どちらで買うべきかは好みの問題だろう。ロケーション的にも、「SAM'S CLUB がある町には必ず COSTCO あり」 といっても過言ではないほど両社は互いに譲らず同じような場所に出店している。また、世界戦略においても両社は似たような行動を取っており、SAMS' CLUB が中国に進出を果たすと、すぐに COSTCO も日本に店を出すというありさまだ。
会員制のため入店時に会員カードの提示が求められる。年会費は $35 (ちなみに COSTCO は $45) と決して安くはなく (入会金は存在しない)、観光客が一時的に買い物を楽しむには少々ためらう金額だが、あきらめるのはまだ早い。ときどき非会員に対して 「お試しメンバーカード」 なるものを現場で発行してくれる場合があるからだ (発行は無料)。ただしその場合、店内に表示されている商品価格の 5% 増しの値段になることだけは理解しておく必要がある (そうしないと会費を払っている会員に対して不公平になってしまう)。その種のお試しキャンペーンをやっているかどうかは電話で確認できるが、英語が苦手な者は現場のカスタマーサービスカウンターまで出向いてしまった方が手っ取り早いだろう。仮に入店できなくても、近隣の大型店でショッピングを楽しめるはずだ。
なお、カスタマーサービスカウンターまで行く際に、入口でメンバーカードの提示を求められるが、その場合は、カウンターの方を指差しながら 「これから会員になる」 などと言えばとりあえず入店させてもらえるだろう。「New Registration !」 とか 「New Member !」 などと言えば通じるはずだ。
商品ジャンルはそれこそ多岐に渡っており、生鮮食品、日用雑貨、酒類、タバコ、衣類、家具、家電、パソコン、事務機器、文房具、カー用品、スポーツ用品など、すべてあると考えてよい。むしろ無い物を探す方が大変なくらいで、上記商品以外にも医薬品、メガネ、生花、焼き立てベーカーリー、フィルム現像サービス、タイヤ装着サービス、携帯電話の加入窓口、さらには自動車までもが販売されている。(自動車は、カーディーラーのように何台もディスプレイされているわけではなく、「今週のおすすめの新車」といった形で1台だけサンプル展示されている)
一方、このように取り扱いジャンルの幅は広いものの、それぞれ個々のアイテムにおいては主力ブランドの売れ筋商品しか置いていない傾向にあり、不便を強いられることも少なくない。つまり、石鹸にしろシャンプーにしろコーンフレークにしろビールにしろ、通常のスーパーマーケットでは十種類以上置いてあるのに対して、COSTCO や SAM'S CLUB では数種類の売れ筋ブランドしか見つけることができない。
もう一つ覚えておかなければならない注意事項は販売単位だ。アイテムによっては 「カートン売りのみ」、「1ダース単位」 など、単品販売していない場合が少なくない。石鹸、ビール、ティッシュペーパーのたぐいがまさにそれに該当する。
あと、冒頭で触れた通り、包装がまったくないということも覚えておいた方がよいだろう。つまり、レジではいかなるアイテムに対しても買い物袋などに入れてくれない。この種の店では、地元民が車で買い物に来ることを前提としており、車のトランクまでショッピングカートを持って行けるようになっているため買い物袋自体が存在していないというわけだ。したがってタクシーなどでアクセスした観光客の場合、1ダース単位で買ったものをどうやってホテルまで運び、さらにそれをどうやって日本まで運ぶかをよく考えてから行く必要がある。
ラスベガス近郊には 4店あり、ストリップ地区のホテル街から一番近いのは Pecos Road 店だが、Serene Avenue 店の方が同じ敷地内に Wal-Mart、Home Depot、Ross、Office Max、Petco などの大型店が多数入っているので楽しいかもしれない。
いずれにせよ、サッカーコートよりも広いという広大な店舗と箱売りによる豪快な陳列には度肝を抜かれるはずなので、アメリカの流通事情などに興味がある者はもちろんのこと、一般のショッパーもぜひ訪れてみるとよいだろう。 最後に蛇足ながら、この SAM'S CLUB は世界最大の小売業 WAL-MART 社によって運営されている。
( 以下のデータは URL と店舗数以外、SAM'S CLUB を運営している WAL-MART 社のもの )
【 会社データ 】
本社 : 702 Southwest 8th Street Bentonville, Arkansas 72716
創業 : 1962年
店舗数 : 538 (Sam's Club のみの数字で、Wal-Mart は含まず)
従業員 : 150万人 (全社)
売上 : 2803億ドル (2004年 10月期、Wal-Mart を含む全社)
上場 : ニューヨーク証券取引所 会社コード WMT
WEBサイト : http://www.samsclub.com/
【 ラスベガス近郊の店舗 】
1. 5101 S. Pecos Road, Las Vegas, NV 89120 702 - 456 - 5596
2. 1910 E. Serene Ave., Las Vegas, NV 89123 702 - 614 - 3372
3. 7175 Spring Mountain Road, Las Vegas, NV 89117 702 - 253 - 0072
4. 8080 W.Tropical Parkway, Las Vegas, NV 89149 702 - 515 - 7200
|
|