最終更新日:2013年 2月 8日
ラスベガス関連企業の株価速報

 企業名  寸評
BOYD Gaming 全米でカジノ展開。ラスベガスでは、スターダスト (再開発のため、すでに爆破解体) の他、サムズタウン、フリーモント、カリフォルニア、メインストリートステーションなどのカジノホテルを所有。さらに、2004年2月にライバルの Coast Casinos 社を吸収合併したため、ゴールドコースト、オーリンズ、サンコーストなども所有。世界的な金融不況の影響で、社運をかけたスターダスト跡地の再開発計画 "エシュロン" は建設途中で中断。現在現場は工事やりかけの状態でそのまま放置されており、再開の見通しは立っていない。本社ラスベガス、従業員約 21,300人。  
Gaming Partners International かつての Paul Son Gaming 社や、その同業他社などが集まってできたカジノ関連品の製造メーカー。トランプ、カジノチップ、シュー、ルーレットホィールなど、テーブルゲーム関連に強い。その分野では広く知られる一流メーカーだが、いかんせん会社の規模が小さすぎ、投資対象と考えるには何かと問題が多い。特に毎日の出来高が極端に少ないため、売買の微妙なタイミングが重要になる短期の投資には向かない。本社ラスベガス、従業員約642人。  
International Game Technology 独禁法に触れかねないほどの高い市場シェア(約60%) を誇る世界最大のスロットマシンメーカー。なぜこれほどの独占が許されているのか不思議なぐらい、どこのカジノでもその存在感は圧倒的。プログレッシブ型スロットマシン "Megabucks"、"Wheel of Fortune"などはあまりにも有名。2004年 9月には、日本のパチスロメーカー 「サミー」 との業務提携を発表し、日本市場にも興味を示し始めている。なお、2008年以降、世界的な金融不況の影響とは別に、プログレッシブ型スロットマシンの人気低下など、同社にとってのビジネス環境に変化が見え始め、株価は低迷している。本社ネバダ州リノ、従業員約 4,900人。  
Las Vegas Sands ベネシアンホテルを所有するカジノホテル運営企業。この社名は、かつてサンズホテル (すでに爆破解体されベネシアンホテルに生まれ変わった) を所有していたため。長年非公開企業だったが 2004年末にニューヨーク証券取引所に上場。現在ラスベガスではベネシアンホテルとパラッツォホテルを所有。2007年まで業績好調だったが、世界的金融不況とマカオでの大規模な開発が裏目に出て、2008年には倒産の危機に直面。しかしその後のマカオ市場の回復と、シンガポールで建設中だった大型カジノホテル 「マリーナベイ・サンズ」 が 2010年春、無事に開業にこぎつけたことから株価も回復傾向に。2012年、マドリードにラスベガス型のカジノ都市 「ユーロ・ベガス」 (仮称) を建設すると発表したが、実現を疑問視する声も。本社ラスベガス、従業員約 34,000人。  
MGM Resorts International 長らく MGM グランドホテル、ニューヨークニューヨークなど、ごくわずかなホテルだけを所有していたにすぎなかったが、2000年3月、当時の Mirage Resorts 社を買収したため、ベラージオ、ミラージ、トレジャーアイランドなどを手に入れ、それを機会に社名を MGM 社から MGM Mirage 社に。
その後、2005年 3月、Mandalay Resort 社も吸収合併したため、現在はマンダレイベイ、ラクソー、エクスカリバー、モンテカルロ、サーカスサーカスなども所有することになり、ラスベガスでは圧倒的な勢力を誇っている。
一方、世界的な金融不況の影響で、2008年以降、株価は大きく低迷。また、ラスベガスのほぼ中心地に開発した大規模複合施設 「シティーセンター」 の建設費用の借入金の返済資金調達のためにトレジャーアイランドの売却を余儀なくされるなど、絶好調だったビジネス環境は大きく変化し始めている。中東諸国や中国での非カジノ型リゾートホテルの事業展開を目指し、2010年6月から社名を MGM Resorts International に変更。本社ラスベガス、従業員約 45,000人。
 
Molycorp アメリカ最大級のレアアース鉱山を持つ会社。日本の住友商事も出資している。採掘現場は、ラスベガス南方にある人気のショッピングスポット 「ファッションアウトレット」 からさらに車で15分ほど南へ行った高速15号線沿いの鉱山 "Mountain Pass" で、労働者の大半はラスベガスから通勤。昨今の国際的なレアアース争奪戦により、注目度は急上昇。日立金属、三菱商事も積極投資しており、レアアース輸入先において脱中国を目指す日本企業から、ゴールドラッシュさながらの注目を集めている。一方、2012年に入ると、レアアースに代わる技術開発が世界各地で発表されなど、株価は下降トレンドに入り、今後の状況は不透明に。本社はコロラド州。  
MTR Gaming Group 主に東海岸で活動している中堅カジノ企業。長らくウェストバージニア州に Mountaineer Race Track and Gaming Resort という中規模なカジノを所有するだけの弱小企業だったが、近年ラスベガスに地元民向けカジノ Speedway Casino を開業させ、2004年2月にはラスベガスダウンタウン地区の老舗カジノ Binion's を買収するなど、ラスベガスにおける存在感を徐々に高めてきた。
しかし業績は芳しくなく、2007年2月、Speedway Casino を、そして同年6月、Binion's を売却し、わずか数年でラスベガスから撤退することに。現在はウェストバージニア州以外に、オハイオ州、ペンシルベニア州などにも中規模のカジノを所有しているが、世界的な不況に飲み込まれ、経営は非常に厳しい状況にある。本社ウェストバージニア、従業員約 2,500人。
 
Penn National Gaming ラスベガスではほとんど存在感がないが、米国東海岸地区ではカジノのみならず競馬場の運営など強い勢力を誇るゲーミング企業で、ウェストバージニア州、イリノイ州、ペンシルバニア州、ニュージャージー州、メイン州などで 10ヶ所以上のゲーミング施設を保有。なお、2007年 6月、投資ファンドグループからの買収オファーを受け入れ、非公開企業になるという話もあったが、世界的金融不況の影響でその計画は頓挫。しかし 2011年から業績は好転し、株価も上昇基調にある。本社ペンシルバニア州、従業員約 15,600人。  
Pinnacle Entertainment 中堅ゲーミング企業。ラスベガスに本社を構えるものの、これまではルイジアナ州やインディアナ州など、ラスベガスと無縁の場所でカジノを経営してきたため、当地での存在感は薄かったが、2006年 3月、トロピカーナホテルを買収すると発表してからラスベガスでも有名に。その後その買収は失敗。近年の業績はやや回復基調に。本社ラスベガス、従業員約 7,500人。  
SHFL Entertainment ブラックジャック・テーブルなどで使われるトランプの自動シャッフル機の大手メーカー。近年この種の装置を導入するカジノが増えてきているため、将来が有望視される成長株であったが、積極的な企業買収が裏目に出たり、世界的不況に飲み込まれるなど、2008年以降の業績は低迷。それでも 2010年以降、徐々にではあるが回復基調にあり、不安定要素は少なくなってきている。2012年10月、社名を Shuffle Master から現在の名称に変更。本社ラスベガス、従業員約 700人。  
Wynn Resorts 2005年4月にオープンした豪華ホテル Wynn Las Vegas を所有する企業で、ホテル王 Steve Wynn 氏と、日本のパチスロ最大手アルゼ社の岡田会長およびその関連企業が事実上のオーナーとして創業。マカオにも進出。2008年12月には Wynn Las Vegas の新館 Encore も完成。2010年以降、マカオへの投資をさらに増やしており、現在の売上の大半はマカオに頼っている。「今後は軸足をマカオに移す。本社の移転もありえる」 と発表し、ラスベガスの業界関係者から批判的な意見も出ているが、現時点での本社はまだラスベガス。2012年、意見の食い違いなどでウィン氏と岡田氏が対立。両者の関係は泥沼の戦いに発展し、争いの場は法廷に。従業員約 16,500人。  
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