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| 毎週水曜日更新 ( 2009年 7月 1日更新 ) | ||||||||||||||||||||||||||
先週号
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| 週刊ラスベガスニュース (第 649号) | ||||||||||||||||||||||||||
| 花火のついでに水上スポーツも楽しめる河畔の街 ラフリン | ||||||||||||||||||||||||||
今週は先週に続き、独立記念日(7月4日)の花火大会に関する話題を。ラスベガスから車で約1時間半、ネバダ州最南端に位置するカジノリゾート 「ラフリン」。 レンタカーがないと行きづらい場所ではあるが、ここはコロラド川の西岸に沿って造られたリバーサイドシティーで、ラスベガスとは対照的に、水と共存する情緒的な街だ。川を渡ればアリゾナ州、つまり最果ての州境の地でもあり、そんな立地条件がさらに旅情をかきたててくれる。ここで盛大な花火大会があるというので現地の観光局に話を聞いた。(右上の写真は東岸から見た西岸、クリックで拡大)
まずラフリンについて。都市としての規模は非常に小さい。周辺一帯の人口をすべて合わせてもわずか5万人程度。その大部分はコロラド川を挟んで東側に位置するアリゾナ州のブルヘッドシティーに住んでおり、ラフリンの人口は1万人にも満たない。つまり、カジノが禁止されているアリゾナ州側に住む人たちが橋を渡ってラフリンのカジノホテルに通勤しているというのがこの地域における典型的なライフスタイルだ。
ラフリンの名称は、この地を開拓した人物に由来している。1960年代の中ごろ、Don Laughlin 氏が、当時なにもなかったコロラド川西岸の荒野をネバダ州から買い上げ、そこに小さなカジノ付きモーテルを建てた。そのモーテルこそが、現在のラフリンの象徴ともいえる大型カジノホテル 「リバーサイド」(写真右) の前身だ。 その後、フラミンゴ、ゴールデンナゲットなどラスベガス資本の大型カジノホテルが次々と河畔に建設され、90年代初頭までにはほぼ現在の形のラフリンが形成されたわけだが、もしラフリン氏がモーテルを建てていなければ、今でも西岸一帯は何も存在しない荒野だったかもしれない。
右の写真は、そんな同氏の功績をたたえ、この街の入口となる163号線とカジノドライブ(ホテル街を南北に走る目抜き通り)の交差点に立てられた彼の銅像だ。(ただしこの銅像を作ったのは彼の友人で、この街の商工会や観光局ではない)銅像を建てたのが誰であろうと、ラフリンとブルヘッドシティーを結ぶ橋を建設したのも、この街の空港建設のために尽力したのもラフリン氏であり、たとえそれらの行為が彼自身のカジノのためであったにせよ、良くも悪しくもこの街は彼の私物のようなものといっても過言ではないだろう。ちなみに1931年生まれの彼は今でも健在で、リバーサイドホテルの現役経営者として活躍している。
前置きが長くなってしまったが、観光局ビジターズセンターを訪ねてみた (写真右。左奥の背景はリバーサイドホテル)。なんとものんびりしたのどかなオフィスで、親切に対応してくれたのはいいが、この街最大のイベントである独立記念日の花火大会のメディア用写真が見つからないというから驚いた。今年が始めての開催ではないので、まったくないというのも考えにくいが、とにかくのん気に構えたその仕事ぶりは、なんともこの街らしくてにくめない。もちろん花火大会に関しては詳しく説明してくれた。
それによると打ち上げ開始は7月4日の9:15pm で、3000発を約25分間で打ち上げる。日本の花火大会に比べると見劣りするかもしれないが、アメリカの花火大会としては十分すぎるほどの規模といってよいだろう。ちなみに、「12インチシェル」 というので、いわゆる日本でいうところの「尺玉」も打ち上げるようだ。これも日本ではよくあるサイズの花火だが、アメリカではかなり大玉の部類に入る。
打ち上げ場所はコロラド川の東側の土手から。つまりアリゾナ州側ということになるわけだが、アリゾナ州側の道路は交通規制で通行できなかったり大渋滞が予想されるため、必ずネバダ州側のホテル街から見てほしいとのこと。そのほうが水面に反射して美しいばかりか、ハート、クローバー、スマイルマークなど球形ではない形状に開く花火が正しい姿で見えるらしい。(アリゾナ州側から見た場合、近すぎて正しい形に見えないとのこと) アメリカ民謡や建国にまつわる歴史的な曲など、愛国心を高揚する音楽に合わせて打ち上げられる予定で、川沿いの遊歩道に設置されるスピーカーの近くが望ましいが、離れた駐車場などでもカーステレオを104.9メガヘルツの地元FM局に合わせるとその音楽が聞こえるとのことなので、遊歩道が混雑していた場合は車から見るという方法もある。 また、右上の写真のような船から見るという方法もあるが、乗船券の入手は困難を極めそうだ。
ラスベガスのホテル街からノンストップで約1時間半。何回か右折したり左折したりする場所はあるが、ほとんどが砂漠の中の一本道なので、レンタカー会社のカウンターでもらえる簡単な地図だけで、だれもが迷うことなく行けるはずだ。なお、打ち上げ直前の時間帯は渋滞が予想されるため、その日はすべてラフリンで遊ぶつもりで早めに出発したほうがよいだろう。また、いつもは空室がたくさんあり宿泊料金も安いラフリン地区のホテルも、7月4日に限っては非常に高いばかりかすでにほぼ満室なので、現地で一泊できると考えないほうがよい。
ちなみに猛暑のラフリンで遊ぶとなると、そのメインはなんと言ってもコロラド川でのウォータースポーツ。この地のコロラド川は適度な流れと心地よい冷たさが特徴的で、海や湖では味わえない趣がある。水質も抜群で、激流で川底の砂が舞い上がりやすい上流のグランドキャニオン地域とは比較にならないほど透明度が高く、水深3メートルぐらいまでは川底がはっきり見える。川幅も約200メートルと十分だ。最もポピュラーなのがジェットスキー (カワサキ社の商標だが一般名詞としても通じる) で、ほとんどのホテルの川岸にレンタルジェットスキーのショップがある。1時間70ドル前後となっているが、ガソリン代は別勘定で、最終的な料金は100ドル前後になると考えておいたほうがよい。
日本では特殊船舶免許が必要だが、アメリカではだれでも簡単に乗れるので、ぜひ体験してみるとよいだろう。なお、借りる際、運転免許証やクレジットカードの提示を求められるので (運転技術の意味よりも、経済的な担保と思われる)、日本からの観光客はパスポートや国際運転免許証を持って行く必要がある。特殊な乗り方を追求しない限り、操縦はなんらむずかしいことはないが、ホテルのビーチ近くはスピード制限区域があり (標識が浮いている)、水上警察が実際に違反者を捕まえているのでスピード違反にはくれぐれも注意するようにしたい。 |
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