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| 毎週水曜日更新 ( 2008年 7月 2日更新 ) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 週刊ラスベガスニュース (第 597号) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 小額紙幣は Bill Breaker で簡単ゲット、円ドル交換は Wynn で | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今週は、初ラスベガスの人たちのための実用的な話題を。なお、リピーターにとってはわかりきった新鮮味のない話なので、あらかじめご了解を。 両替機、ドル紙幣、そして円ドル交換に関する話題だ。(右の写真が今回の話題の主役であるビルブレーカー機能を内臓したATM) 初めてラスベガスを訪問する読者から 「どのようにドル紙幣やトラベラーズチェックを持っていくべきか」 との質問を受けることがある。つまり、100ドル紙幣ばかりでいいのか、それとも10ドル、20ドルも必要なのか、といった質問だ。
たしかに現場の事情を知らなければ大いに悩むところだろう。しかし今はその種の心配はまったく不要だ。理由は、ここ数年でほとんどすべてのカジノにビルブレーカー (BILL BREAKER) と称される便利なマシンが導入されたからだ。 ビルブレーカーとは、文字通り BILL (紙幣) を BREAK する (こわす) 機械で、基本的には日本の銀行に古くから存在している両替機と同じだ。したがって、それ自体なんら珍しい装置ではないが、なぜか数年前までラスベガスのカジノにはほとんど存在していなかった。
5〜6年前、スロットマシンがキャッシュレス化されたころから、そのスロットマシンの払い戻しチケットを現金化するための機械と兼用する形で導入されるようになり、そしてここ 2〜3年で一気に普及した。今ではカジノ内を歩いていれば、見たくなくても見えてしまうほどたくさん設置されているので、探すのに苦労することはない。したがって、日本から 100ドル紙幣だけを持っていっても、24時間いつでも簡単に細かくくずすことができる。また、1000ドルなどの高額トラベラーズチェックでも、それをカジノキャッシャーの窓口で 100ドル紙幣に換金してもらえば、あとはビルブレーカーで好きなように両替可能だ。
日本の銀行で両替機を何度も使ったことがある人でも、ラスベガスでそれに遭遇すると、使い勝手がわからないのか避けて通る人が少なくない。実は使い方は超簡単で、ボタン操作など一切ない。操作がないので、何ドル紙幣にくずすかは指定できないが、ドル紙幣を差し込むだけで、あとは機械が勝手にくずしてくれる。 挿入口が二つある機種 (右写真) が多いが、どちらに挿入してもかまわないので、とにかく 「入れるだけ」 と覚えておけばよい。入れる紙幣と出てくる紙幣は以下の通り。チップなどで不足しがちな1ドル札や5ドル札もこれで好きなだけ簡単にゲットできるので、一度使い出したら 「リピーター」 になること間違いなしだ。
というわけで、わざわざ細かいドル紙幣を持参する必要はないが、ラスベガスの前にロサンゼルスなど他の都市を訪問する場合は、ある程度の小額紙幣が必要になることは言うまでもない。
また、ラスベガスの空港からホテルまでの送迎が含まれていない旅行の場合、タクシー代などの小銭が必要になる。不便なことに、ラスベガスのタクシーは治安上の理由から特殊金庫を搭載しており、原則として高額のつり銭を用意していない (詳しくは左の写真をクリック)。 したがって、10ドル、20ドルなど小額紙幣を持たずに乗車するとトラブルになりかねないので注意が必要だ。ちなみに空港からストリップ地区の主要ホテルまでのタクシー料金はおおむね 15〜25ドル。 あとこれは余談だが、日本の自販機や両替機などに比べラスベガスのビルブレーカーは紙幣を拒絶することが多いように見受けられる (大半はカナダの NRT Technology 社製の Quick Jack というマシン。ただし紙幣識別ユニットの部分だけは日本製の可能性が高い)。
偽札を受けてしまわないようにするため識別精度をきびしく設定しているのか、それとも紙幣自体の質や精度に問題があるのか定かではないが、見かけが新品の紙幣でもときどき受理されないことがあるので、そのことはあらかじめ知っておいたほうがよい。もちろんそういう場合はキャッシャー窓口に行けばいいだけのことだが、それにしてもドル紙幣の精度のお粗末さにはあきれるばかりだ。右上の写真をクリックすると、裁断のズレが何ミリあるかがわかる。ちなみにこの写真内の10枚は、わずか30枚ほどの中から選んだズレの大きい100ドル紙幣で、特に珍しい存在ではない。 通貨は自国経済のシンボルであり国家の威信をかけて作るべきもの。それを、小学生が切ってもこれほどズレないと思われる精度で作り、さらにそれを失敗作とせずに流通させてしまうところがなんともアメリカらしい。「使用に支障がなければいい」 というのが哲学なのかもしれないが、そんな調子で自動車なども造られているのか。飛行機もそうだとしたら恐ろしい。 話が横道にそれてしまったが、最後に円ドル交換レートについて。高級ホテルとされる4つの代表的なカジノホテルのキャッシャーで、実際に1万円札を両替してみてた。 両替したのはラスベガス時間の 7月1日午前11時から1時間ぐらいの間で、4ヶ所ともほとんど時間的な差はない。参考までに、その時間帯のニューヨーク外為市場における円ドル相場の中値は $1=¥106.14 だった。
結果は以下のリストの通り。以前からの噂どおりウィンとベラージオが良心的で、とりわけウィンの良さが際立っている。中値から1円以内というのは日本国内の金融機関にも勝るとも劣らない立派なレートで、いくら日本資本のホテル (2008年3月時点におけるアルゼ社の岡田氏の持ち株比率は 21.6%で筆頭株主。ウィン氏は 21.1%) とはいえ、これは驚異的な出血大サービスと言ってよいのではないか。海外でこれだけ良いレートで両替できる場所はそう多くはないだろう。右の画像は、その両替時に受け取った証拠の伝票。(どこの窓口でも 「1ドルが何円」 ではなく 「1円が何ドル」 で表示されていたので、念のため以下にその両方を示しておいた)
ベラージオはウィンよりもやや不利なレートだが、一般的にはかなりまともなレベルと言ってよいのではないか。きちんと端数の1セントまで手渡してくれたので好感が持てた。 一方、残りの2つのホテルは端数切捨てのドンブリ勘定的なレートだ。毎日きちんとレート設定しているのか大いに疑問で、まじめな姿勢が伝わってこない。 ということで、小額ならウィンかベラージオのどちらか地理的に近いほう、高額なら少々遠くてもウィンまで足を伸ばして両替、というのが賢い選択といえそうだ。 |
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