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フラミンゴラスベガス




英語名   FLAMINGO LAS VEGAS
住所   3555 LAS VEGAS BOULEVARD LAS VEGAS, NV 89109
電話  702-733-3111 総客室数  3530
フリーダイヤル  1-800-732-2111 スイートルーム  209
FAX  702-733-3528 レギュラールーム  $55〜$170
外貨交換  あり スイートルーム  $250〜$600
総合評価  

 まず最初に、このホテルは 2000年 9月、その名称を 「フラミンゴヒルトン」 から 「フラミンゴラスベガス」 に変更した。同ホテルを所有する Park Place Entertainment 社が 1998年にヒルトングループからフラミンゴヒルトンを買い取った際の "ヒルトン" という名称の使用件に関する契約が切れたための措置だが、その後、同社は 2004年 1月に社名を Caesars Entertainment 社に変更している。その名が示す通り、このフラミンゴはシーザーズパレスと同じ系列というわけだが、なんと今度はその Caesars 社が 2005年 6月、Harrah's 社に買収されてしまった。結局このフラミンゴは現在 Harrah's 社の元で運営されており、シーザーズパレス、ハラスの他、リオ、パリス、バリーズとも同系列ということになる。

 さて、1946年に開業したこのホテルの前身 「フラミンゴ」 は南ストリップ地区で最も古いホテルだった。その最古参ホテルの血を受け継ぐのが現在のフラミンゴラスベガスで、歴史ではどこにも負けていない。もちろん歴史のみならず、今でもラスベガスの中心地 「フォーコーナーズ」 (ストリップ大通りとフラミンゴ通りの交差点) を飾る花形的ホテルであることに変わりはなく、規模的にも立地条件的にもその存在感は絶大だ。
 それでもベラージオ、ベネシアン、ウインなどの人気ホテルの登場にともない、相対的な地盤沈下は否めず、新しいもの好きの日本人観光客からはほとんど注目されることがなくなった。90年代のテーマホテルの建設ラッシュ以前は、日本人観光客のほとんどがこのホテルに泊まっていたことを考えるとまさに隔世の感がある。
 とにかくかつては 「日本人ご用達」 といわれるほど日本人の間での知名度は高かった。理由は、当時のフラミンゴヒルトンの営業方針が日本人観光客 (おもに団体客) の集客に非常に積極的だったため。当然のことながら当時は日系の旅行代理店などとの結びつきも強く、日本人観光客に対するサービスは他のいかなるホテルよりも充実していた。日本食レストランがテナントとして入っていることは言うに及ばず、立派な団体専用のツアーロビー (ほとんど日本人専用みたいなもの)、そしてそこには日本語の新聞の自動販売機までが置かれていた。
 今でも当時の面影を残すそのツアーロビーがひっそりと残っているが、そこで日本人観光客を見ることはほとんどなくなってしまった。地理的な利便性が抜群なだけに、もっとこのホテルが見直されてもよい気がするが、新興勢力の台頭を考えると、残念ながらそれはなさそうだ。

 さて、ここのホテルの評判だが、数少ない日本人利用者から、「思ったよりも客室内がきれいではなかった」 との不満をしばしば聞かされる。その指摘はまんざらハズレてはいないだろう。
 淡いピンク色に光輝く美しい外観とその規模に圧倒され、ゴージャスホテルの印象を持って中へ入ると、室内の平凡さに落差を感じる者も少なくないようだ。たしかに近年誕生した近隣の大型テーマホテルと比べると古いことは否めず、その部分はこのホテルの最大の弱点といってよいかもしれない。それでも最近は順次カーペットやバスルームを交換するなどリニューアルを進めているので、老朽化に関してあまり気にする必要はなくなりつつあるが、今度は逆にその室内インテリアについて、「新しくなったものの、派手なピンクが主体でラブホテルみたい」 という声も出始めている。今ひとつ日本人観光客のハートをとらえ切れていないようだ。

 さてこのホテルの自慢といえば、やはりプール施設だろう。広大な敷地、豊富なヤシの木、滝、滑り台など、規模も内容も充実しており、ラスベガス屈指の豪華プールといってよい。また、そのプールと一続きになったスペースには、本物のフラミンゴ、キジ、アヒル、カメ、錦鯉などのための飼育場があり、子連れ家族も楽しめるようなユニークな施設になっている。なお、その施設で長らく人気者だったアフリカペンギンは、2006年夏からテキサス州の動物園に引っ越してしまったので今はいない。

 バフェィもなかなか評判がよい。といってもそれは味ではなく (味は平凡との声が多い) 施設そのものだ。多くのホテルのバフェィがカジノフロアの奥の暗がりにひっそりと存在しているが、ここのバフェィは中庭に面しており陽当たりがよいばかりか、色鮮やかなインテリアに加え、全面ガラス張りのダイニングルームからは前述のフラミンゴなどの動物が見え楽しい雰囲気になっている。
 あと、ついでに紹介するならば、プール施設内にあるウェディングチャペルも評判がよい。ラスベガスで挙式を考えている者は、ぜひここのチャペルも候補のひとつとして検討してみるとよいだろう。他の多くのホテルの "ホテル棟の中にあるチェぺル" よりもはるかに開放的で楽しい挙式となること間違いなしだ。

 90年代、MGM、ラクソー、ニューヨークニューヨークなどの出現で、街の中心が南側に移動し、フラミンゴ周辺地域の注目度が相対的に下がった時期もあったが、近隣のシーザーズパレスやベラージオの増築などで再び賑わうようになり、立地条件としてのこのフラミンゴの存在感や価値は増してきている。また、2004年にモノレールが開通し、その駅がこのホテルのすぐ裏にできた。
 ホテル選びの際、新しいかどうか、話題のホテルかどうか、ガイドブックなどが取り上げているかどうかではなく、立地条件や使いやすさなど現実的な部分に目を向ければ、このホテルの評価はもっと上がり、日本人観光客の利用も増えることだろう。


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