ホテルのトップ
エクスカリバー




英語名  EXCALIBUR HOTEL & CASINO
住所  3850 LAS VEGAS BOULEVARD LAS VEGAS, NV 89109
電話 702-597-7777 総客室数 4032
フリーダイヤル 1-800-937-7777 スイートルーム 46
FAX 702-597-7040 レギュラールーム $55〜$200
外貨交換 あり スイートルーム $200〜$400
総合評価  

 80年代末に始まった巨大テーマホテルブームの草分け的存在のホテル。今でこそそれほど目立たなくなってきているが、完成当時はその巨大さ (4000部屋はダントツ一位だった)、美しさ (外見だけだが…)、活気、人気、どれをとってもラスベガス随一で、多くのガイドブックやツアーパンフレットなどが 「ラスベガスの顔」 としてその表紙などにこのホテルの写真を採用したものだった。
 が、今となっては平凡な存在であるばかりか、むしろ他の高級路線のホテルとは一線を画した 「ファミリー向け廉価版ホテル」 としてのイメージが強く、日本人観光客からの注目度も以前に比べかなり低下してきている。
 それでも場所的には 「新フォーコーナー」 と呼ばれる交差点の一画に位置しており、向かい側の MGMグランドやトロピカーナ、そしてニューヨークニューヨークへはエスカレーター付き歩道橋を渡るだけで簡単に行けるなど、ロケーションは悪くなく、また、ラスベガスの名物 「ピラミッド」(ラクソーホテル) やマンダレイベイホテルとは無料モノレールで結ばれているなど (これらホテルは同じ系列)、利便性も非常に高い。系列といえば、2005年 3月、このエクスカリバーを所有する Mandalay 社が MGM Mirage 社に吸収合併されたため、今では MGMグランドもニューヨークニューヨークも同じ系列ということになる。

 このホテルの特筆すべき点は、地下がかなり広い子供向けゲームセンターとなっているなど、子連れファミリー族も十分楽める設計になっているということと、すべてにおいて近隣ホテルに比べ安いということだろう。
 安い宿泊料金で大型ホテルライフを満喫でき、またレストランでは低料金でそこそこ立派な料理が楽しめるとあって、予算重視派からの評価は高い。ただしバフェィは学食的なチープさが漂っているのかあまり評判がよくない。

 このホテルの欠点といえるかどうかわからないが、よく耳にする不評は、「子供っぽい」、「にぎやかすぎる」、「落ち着かない」、「安っぽい」 といったファミリー路線であるがための問題点だ。それら意見は事実かもしれないが、経営コンセプトがそのようになっているので、それはそれで仕方がないところだろう。むしろ家族連れの客はそれを欠点とは考えていないわけで、そのようなエクスカリバーの雰囲気が嫌いな者はとなりのラクソーなどに行けばよいし、経営側ももちろんそう考えた上でのマーケティングのはずである。
 あとアドバイスとして、周囲に大きく広がっている駐車場からはどの方向からでもこのホテル内に入ることができるようになっているが、せっかく訪問するからには一度は正面玄関 (新フォーコーナーの交差点側) を使って入ってみたいものである。レセプションまでの 100メートルほどの道のりは、巨大な中世の城 (といってもなぜか屋根は派手な色に塗られている) を見ながらの遊び心あふれる進入路となっており、子供たちはもちろんのこと大人でも見ていて楽しい。
 なお、そのユニークな外観を写真に収めたいという者は少なくないが、正面玄関部分のみならず客室棟も含めた全景を撮りたい場合は、新フォーコーナーにあるエスカレーター付歩道橋上の MGM側の角から撮るとよいだろう。ただし午前中に撮らないと逆光になる。夜景はシャッタースピードが遅くなるので三脚を使わないとむずかしい。

 総じて良いことばかりを書いてきたが、インテリアの安っぽさは認めざるを得ないところで、それはあらかじめ承知しておく必要がある。エクステリア (外観) は安っぽさの中にも美しさと遊び心が感じられるが、インテリアは本当に安っぽいので困ってしまう。特に最近は老朽化が激しく、「ゴージャスなラスベガスストリップのホテルとしては期待ハズレ」 という宿泊者の声も少なくない。フラミンゴ、バリーズ、トロピカーナなどの古豪ホテルに比べれば、かなり新しいホテルといえなくもないが、入れ替わりと競争が激しいラスベガスにおいてはそろそろこのホテルも 「古豪」 の部類に入り、とにかくイメージ的にも物理的にも新しいホテルでないことだけはたしかだろう。

 最後にささいなモンクをひとつ。プールへ行く際の通路が客室の廊下を通るようになっているのが少々気に入らない。この方式は小規模のホテルでは特に問題にならないが、これほど巨大なホテルでこれをやってしまうと人の交通量が多すぎ、その通路沿いの部屋に泊まっている客にとっては大変迷惑だ。
 事実ここのホテルのプールは非常に人気があり、その通路の交通量はマイナーなホテルのロビーよりもはるかに多い。ましてや小さな子供達がはしゃぎながら通るので交通量以上に騒々しい。
 ホテル側の言い分としては、プールが開いている時間帯は宿泊客も寝てはいないだろう、ということのようであるが、室内で静かに読書をしたり仕事をしている者もいるはずだ。とにかくこの廊下の交通量は限度を超えている。ちなみにこの最悪地帯のルーム番号は 1239号室から 1256号室までだ。チェックインの際にこの番号を割り当てられたら部屋を換えてもらうとよい。もちろん冬場は問題ない。


ホテルのトップページに戻る