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シーザーズパレス




英語名   CAESARS PALACE
住所   3570 LAS VEGAS BOULEVARD LAS VEGAS, NV 89109
電話  702-731-7110 総客室数  3350
フリーダイヤル  1-800-634-6661 スイートルーム  250
FAX  702-731-6636 レギュラールーム  $120〜
外貨交換  あり スイートルーム  $300〜
総合評価  

 フォーコーナー (ストリップ大通りとフラミンゴどおりの交差点) の一画に君臨してきた 「古代ローマ帝国」 をテーマにしたこのシーザーズパレスは長い間、名実ともにラスベガスナンバーワンのホテルだった。今でもストリップから十分すぎるほど奥まったところにずっしりと構えるその雄姿はまさに王者の貫禄十分で、昔と変わらぬ威光を放っている。
 それでもベラージオ、ベネシアン、ウィンなど、新興勢力の台頭とともに、相対的な存在感の低下は否めず、ローマ帝国の地位も決して安泰とはいえない。事実、かつてシーザーズパレスの伝統であったボクシングのヘビー級タイトルマッチの開催などは、大型アリーナを持つ MGM やマンダレイベイに奪われ、またマジック界のスーパースター・デイビッドカッパーフィールドも本拠地をシーザーズパレスから MGM に移しており、ボクシングのチャンピオン同様、いつまでも王者の座にいられるとは限らないといった様相になってきている。

 もちろんシーザーズパレスも過去の名声に甘んじて何もしていないわけではない。2000年以降、話題のショッピングモール・フォーラムショップスの拡張工事や新館棟の建設、さらにはローマコロシアム型のシアターの建設など、積極的な攻めの経営を続けており、リビエラ、ラスベガスヒルトンなどの他の古豪ホテルに比べると、はるかに元気な存在だ。特に近年はそのローマコロシアムにおけるセリーヌディオン、エルトンジョン、ベットミドラー、シェールなどのコンサートで話題を集めるなど、過去の栄光にかげりが見え始めたかに見えた同ホテルは完全に復活している。(なお、セリーヌディオンのショーは 2007年12月15日を最後に、すでに終了している)
 2005年 8月には 2番目の新館 "Augustus Tower" を完成させるなど、その攻めの積極拡大路線はとどまるところを知らない。さらに 2007年から新たな客室棟の建設も始まっており、「万年工事」 といった感じで落ち着かない部分もあるが、変化や躍動が感じられ、それはそれでたのもしい限りだ。
 ただ、このホテルは、これまでの経営母体だった Caesarss Entertainment 社が 2005年 6月にライバルの Harrah's Entertainment 社に買収され、さらにその Harrah's 社が 2007年、プライベート投資ファンドに買収されたため、今後どのような路線を歩むことになるのか、なんとも読めない部分もある。

 このホテルはこれまで高額ギャンブラーをターゲットにした高級志向のマーケティングをしてきたためか、絶叫マシンや動物などを使ったファミリー向けアトラクションはない。かつて家族連れに人気だったダイニング&マジックショー "マジカルエンパイア" も、コロシアムの建設と同時に 2002年 11月末に姿を消し、大型ナイトクラブなど、おとな向けの施設が続々と登場している。ちなみに、セリーヌディオンやテニスのアンドレアガシ (二人ともラスベガス在住) も出資している高級ナイトクラブ PURE は、規模も内容もラスベガスナンバーワンの人気だ。
 ダイニングは和食の Hyakumi、カリスマシェフの店 Bradley Ogden、メキシカンフュージョンの MESA Grill などが人気だが、なんといっても 2006年夏に新館 Augustus Tower の二階の奥まった場所にオープンした Guy Savoy が話題で、MGM のロブションと並び称されるほどの超高級フレンチとして注目を集めている。
 なお、ハワイ系ジャパニーズフュージョン料理として人気があった 808 は、2008年春に閉鎖されてしまった。
 バフェィに関しては、長い間このホテルには存在しなかったが、Augustus Cafe がオープンしたのを機会に、従来のカフェ Cafe Lago がバフェィになったため、今はこのホテルでもバフェィを楽しむことができる。

 総じて評判は良く、悪い話はほとんど聞かないホテルだが、次から次へと継ぎ足しのように建てられてきた客室棟がバラバラに点在しているためか、館内が迷路のようにわかりにくく、またチェックインカウンターから遠い建物も目立ち、構造上の使い勝手の悪さは評判が悪い。また前庭が広いため、客室からストリップへ出るまでかなり歩かされるのも欠点といえば欠点か。そのへんの不便さを覚悟で利用する限りは、泊まってみて後悔するようなホテルではないだろう。
 なお、これは余談だが、知名度の割に意外と日本人観光客が宿泊していない。経営方針やマーケティングがハイローラー(高額ギャンブラー) 向けに偏っているためか、日本の旅行代理店との関係が相対的に希薄なようで、結果的に、宿泊という意味では日本人観光客とは疎遠だ。それでもフォーラムショップスなどはほとんどの日本人観光客が訪れており、そういう意味では、「泊まるホテルではなく行くホテル」 といった感じになっている。

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