 |
 |
 |
「手」作りにおいても普遍的な戦略はない |
|
| |
便宜上わかりやすくするために、日本で親しまれている5カードポーカー (アメリカでいうビデオポーカーに極めて近いルール) を例にあげて説明する。
たとえば自分の手に写真のようなツーペアの手が来ていたとする。
この場合、ただ単により強い手を目指すだけなら8を切って、フルハウスを狙うべきであろう。しかし確率的には2,2,8を切って King のスリーカード (英語では Three of a Kind) を狙った方がその目的を達成できる可能性ははるかに高い。ところが、スリーカード狙いは失敗すると当初のツーペアも失うことになる。 どっちの作戦を採るべきかは、対戦相手の性格のみならず、参加している人数によっても大きく違ってくる。少人数であればツーペアでも十分に勝てるのでフルハウス狙いで遊んでみるのもよいだろう、人数が増えてくるとツーペアでは、不十分なのでスリーカード狙いにするしかないという場合もある。
また、もっと人数が増えてくるとスリーカードでも危ないという場合もあり、やはりフルハウス狙いでいくしかないということもあるだろう。
さらに、何も交換しないでダンマリを決め込み、あたかもストレートやフラッシュが出来上がっているかのような顔をしてツーペアのままで勝負するという方法もあるかもしれない。
もっともこれはラスベガスのカジノでは、ほとんど行われていない5カードポーカーの例だが、7-Card Stud や Texas Hold*em では、相手に見られていないカードが2枚しかないがゆえに、さらにちがった独特の駆け引きが必要になってくる。
このように同じ手でもさまざまな戦略があり、これらのどれがベストなのかは現場の状況を判断しながら決めるしかない。そしてそれは 「相手の性格やクセ」 という極めて抽象的なものが微妙にからんでくるため益々普遍的な戦略やセオリーを体系化させることはむずかしくなってくる。
|
|