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 サレンダー
 
 これもプレーヤーにだけ与えられた特権だが、この 「サレンダー」 を知っている者は意外と少ない。ましてや実戦でこの権利を行使している者はもっと少ない。
 その理由はこのルールを採用しているカジノが少ないからであろう。最近は少しずつ増えてきてはいるものの、まだこのルールを採用しているホテルはストリップ地区の高級ホテルに限られている。しかしこのルールも知っておいて損はないのでぜひここで覚えておこう。


 「SURRENDER」 とは、直訳すれば 「降参、降伏」 だ。ここで言うサレンダーもまさに文字通り 「ゲームの降参」 と解釈すればよい。つまり最初に配られた 2枚のカードを見て 「この手ではとても勝てそうもない」 と判断した場合、このサレンダーを宣言する。
 この宣言はこれまでのダブルダウンやスプリットと違って口頭で意思表示を行う。つまりヒットやスタンドをする前にディーラーに 「サレンダー」 と口頭で告げる (右の写真は、サレンダーすべき典型的な局面)。

 このサレンダーの意味は、「無条件で賭金の半分を差し上げますので、この時点で降参させてください。だから賭金の半分は返してください」 というオプションである。つまりサレンダーを宣言した場合は、ヒットもスタンドもせずにその時点でゲームから退くことになる。ディーラーはその場で賭金の半分を取り残りの半分を返してくれる。(他のプレーヤーはもちろん通常通りゲームを続ける)。

 この作戦を実戦で使う場合の目安としては、自分の手が非常に弱い場合で、なおかつディーラーのアップカードが非常に強い場合だ。
 具体的には自分の手が 「16」 や 「15」 でディーラーのアップカードが 10 (もちろん J、Q、K も含む) もしくは Ace の場合ということになる。自分の手が 「12」 や 「13」 の場合は次にヒットしてもバーストする可能性が 「16」 や 「15」 の場合に比べかなり低いため確率論的にはサレンダーするべきではない。

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