【公営バス】「2連結バス」と「2階建てバス」の違いを知らずして効率的利用は無理。

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 電車や地下鉄がないラスベガスにおける公共交通機関の大黒柱は、なんといっても公的機関 RTC(Regional Transportation Commission)が運営する公営バス。
 そのネットワークは、ストリップ地区のホテル街はもとより、ダウンタウンから住宅街まで広範囲に及んでおり(運航している路線の数は 50以上)、観光客はもちろんのこと、車を持たない地元民にとっても欠かせない存在となっている。

 一般観光客にとっての重要なバス路線は、ホテル街、つまり南北に長いストリップ大通りを走る路線ということになるわけだが、その路線には2つのタイプがある。
 ひとつは、すべてのバス停に停車するタイプ。もうひとつは、主要のバス停にしか停車しない、いわゆる急行タイプだ。
 前者の車体は2階建てになっていて、DEUCE という愛称で呼ばれており(上の写真)、後者の車体は2連結で SDX と呼ばれている。(下の写真)
 なお、DEUCE も SDX も、車体に広告などがペイントされていることがあるので、必ずしもこの写真のような色とは限らない。

 DEUCE は残念ながら停車回数が多すぎ利便性が悪い。また、停車回数が多いだけでなく、各バス停から乗って来る乗客と運転手があれこれしゃべっている時間が長く(料金、支払い方法、行き先、などのことを質問しているものと思われる)、急いでいる場合の移動手段としては不向き。
 しがって DEUCE は移動手段としてではなく、むしろストリップ地区の景色を眺めるための遊覧的な乗り物と考えるべきで、結果的に多くの場合、SDX を使うことになる。

 運賃は、発行時刻から2時間有効な乗車券が 6ドル、24時間有効券が 8ドル、72時間有効券が 20ドル。これら乗車券はバス停にある自動販売機で購入可能。さらなる詳しい情報は [市内交通] セクションに掲載。

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