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ナイトショー ベスト10


■■ 評価基準 ■■

 一般日本人観光客にとって最も重要な 「英語力を必要としないで楽しむことができるショーかどうか」 を最優先チェックポイントとし、さらに話題性、演出、ゴージャスさ、会場の設備、料金などをミスターベガスが勝手に評価してランキング。なお、このようなものの評価は個人の好みで大きく意見が分かれてしまうため、この順位に関してはあまりこだわらないで頂きたい。
(補足がない限り、以下の料金とは別に、10%のエンターテーメント税、および主催者が課す販売手数料などが必要)

1位 MYSTERE
 前衛的な表現を全面に押し出した今日のスタイルのシルク・ドゥ・ソレイユの原点ともいえるショー。この劇団のエッセンスが凝縮されており、高度な技や、その美しい独創的なパフォーマンスは天下一品。初演から20年近くが経過しているものの、常に改良を重ねているためか、内容も会場もまったく陳腐化していない。この街に数あるシルクのショーの中から、まだ一度もシルクのショーを観たことがない者が滞在中にどれかひとつだけ観るとしたら、このショーをおすすめしたい。
 ■ $60, $69, $79, $99, $109 at TREASURE ISLAND

2位 LE REVE
 ベラージオのオウと極めてよく似ている水上アクロバットショー。豪快さでややこちらに、華麗さでオウに軍配が上がるような感じだが、劇場の形では断然こちらが上。完全な円形型ステージは、どこの席からでもほぼ同じ条件で楽しむことができ、悪い席というものがまったくないところは非常にありがたい。個々のパフォーマンスにおいては、やや荒削りの部分も散見されるが、コンセプトが統一され全体が似たような内容になりがちなオウに比べ、バラエティーに富んでおり、観る者を飽きさせない。安く価格設定されている最前列の2列は、水をかぶってしまうおそれがあるので要注意。最高額のVIP席はシャンペン付き。
 ■ $99, $129, $195 at  WYNN

3位 
 舞台設備の奇抜性、会場のゴージャスさ、演出、美しさ、どれをとっても天下一品。また、英語力をまったく必要としないところもうれしい。ただ、「豪華ではあるがオモシロ味に欠ける」 といった、単純明快な楽しさを求める者 (特に男性に目立つ) からのきびしい意見がないわけではなく、万人から評価されているかというとそうでもない。それでも日本人 (特に女性) が一番好きなベガスでのショーであることだけはたしかなので、話題に乗り遅れたくない者は、このショーをはずすわけにはいかないだろう。なお、リーマンショック以降の不景気で、ほとんどのナイトショーは満席になることがなく当日券でも買えるのが一般的だが、このオウだけは、不景気が続く2011年になっても満席になることが多い。
 ■ $93.50, $99, $130, $150 at  BELLAGIO

4位 BLUE MAN GROUP
 顔を真っ青に塗った3人の男によるユニークなショー。とぼけた表情で終始無言のままドタバタ劇を演じたりユニークな楽器を演奏したりする。エンディングの場面での意表をつく演出にはただただビックリするばかり。食べ物を粗末にしたり、塗料を撒き散らかしたりする演出があるためか、厳しい評価をする者も少なくないが、バカバカしさの中にも独創性が感じられ、ラスベガス大全としてはそれなりに評価したい。トークの部分がまったくないところも、シルクのショー以外では珍しく、その部分の評価も忘れるべきではないだろう。
 ■ $74.90, $112.85, $158.50 (税、諸費込み) at VENETIAN

5位 PENN & TELLER
 ブラックジョークを連発する毒舌の大男と、絶対にしゃべらないチビ男、という凸凹コンビが演じる抱腹絶倒のコミカルなマジックショー。他のマジシャンがやらない奇抜なマジックが多く独創性が高い。ただ、トークの部分が多く、英語が苦手な者にとってはややわかりづらい部分があるのも事実。それでも、その問題さえ無視できればベスト3に入れてもよいほどの内容なので、2010年にランスバートンが去った今、ラスベガスナンバーワンのマジックショーといっても過言ではないだろう。なお、ときどき突然休演になったりすることがあるので要注意。
 ■ $82.50, $93.50, $104.50 (税、諸費込み) at RIO ALL-SUITE

6位 KA
 ミスティア、オウに次ぐシルク・ドゥ・ソレイユの話題作。内容としてはストーリー性のあるアジアン・テイストになっているが、基本的には他のシルクのショーと同様、アクロバットが中心。ステージそのものが宙に浮いたり傾いたりするのが特徴で、舞台装置への投資額はラスベガスナンバーワンとか。もちろん他のシルクのショーと同様、トークの部分はないので英語が苦手な者でも安心して楽しめる。日本人のバトントワラー高橋典子さんの華麗な演技も見もの。
 ■ $69, $99, $130, $150  at  MGM Grand

7位 CRAZY HORSE PARIS
 ラスベガスにアダルト向けトップレスショーは数あるが、この種のショーを求める男性諸氏にどれか一つをすすめるとしたら、このクレイジーホースをおいて他にあるまい。フランス直輸入の洗練された奇抜な演出は一見の価値があり、特に、全裸に近いダンサーへの照明を使った衣装表現はもはや芸術的。その美しさに感動することはあっても、いやらしさを感じることはないだろう。なお、ダンサーの数はそれほど多くないので、単純にトップレス女性をたくさん観たいという者はバリーズホテルの JUBILEE のほうがよい。
 ■ $50.50, $60.50 (税、諸費込み) at MGM Grand

8位 PEEPSHOW
 アダルト向けに作られたいわゆるバーレスク系のショー。通常この種のショーに対する日本人観光客からの注目度は高くないが、2010年末に映画 「バーレスク」 が日本でもヒットしたためか、以前に比べ話題にのぼることが多くなった。そんな理由もあり、あえてこのショーをベストテンに入れてみたが、個人差によって好き嫌いが激しいジャンルなので、そのへんのことはあらかじめ了解しておいたほうがよいだろう。MGM のクレイジーホースとジャンル的に近い部分もあるが、あちらはストリップダンス、こちらはアダルトパロディといった感じで、両者は似て非なるもの。男性客に負けず劣らず女性客も多く、客層としてはカップルが中心。価格の表示方法が不明瞭で、公表されている料金に対して、10%のエンターテーメント税以外に、かなり高い諸費が加算されたり、されなかったりすることがあるのが (プロモーション割引などで) 難点。
 ■ $66, $76, $101, $126 at  Planet Hollywood


9位 BARRY MANILOW
 コンサート系の常駐ショーの代表として、このマニロウをベストテンに入れておきたい。ラスベガスにおいては、コンサートは日々入れ替わり毎日たくさん行われているが、それらは数日間だけのスポット的なショーであることがほとんど。もちろんビートルズをテーマにしたシルクの LOVE や、同じくシルクのエルビス・プレスリーをテーマにした VIVA ELVIS など、音楽系の常駐ショーがまったくないわけではないが、それらの場合、オリジナルのミュージシャン本人が出ているわけではなくコンサートとはほど遠い内容。一方、このショーは純粋なコンサートであり、奇をてらった変則的な出し物があるわけではなく、直球勝負のシンプルな演出は好感が持てる。中高年ファンと一体となったほのぼのとした会場の雰囲気もなかなか良い。もちろんマニロウに対してまったく思い入れがない者が観ても楽しめないことは言うまでもない。PEEPSHOW と同様、価格の表示が複雑で不明瞭なところは改善してほしい部分。
 ■ $66, $95, $125, $175, $250 at Paris

10位 PHANTOM
 「オペラ座の怪人」 のラスベガス版。ミュージカルの分野からはこのショーをベストテンに入れておきたい。長年にわたり広く世界中で公演されてきているミュージカルなので特に今さら珍しさも話題性もないが、このラスベガス版は会場が非常にゴージャスなのが特徴で、特に天井から落ちてくるシャンデリアの迫力はこのショーの最大の見どころ。その場面に遭遇できるだけでも、この会場に足を運ぶ価値は十分あるだろう。昔の劇場を再現した両サイドの壁の装飾や細かな演出も立派。なお、カジノの売上などに影響が出ないよう、公演時間が少し短縮されていることを覚えておきたい。そのためこのラスベガス版の正式名称は、他の都市で行われる場合のタイトル "The Phantom of the Opera" ではなく、"Phantom - The Las Vegas Spectacular" となっている。また、他都市に比べ会場が広いため満席にすることがむずかしいのか、公式サイトで割引チケットが売られたりすることがあるのも特徴。
 ■ $79, $112, $146, $175 at VENETIAN



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