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| 週刊ラスベガスニュース バックナンバー 2008年 06月 18日号 | ||||||||||||||||||||||||
| 巨大サンドイッチで有名な B級グルメ、カーネギーデリ | ||||||||||||||||||||||||
ひところに比べ最近のラスベガスの食費は非常に高い。街全体のトレンドが高級化に向かい、カリスマシェフ監修のゴージャスなレストランなどが増えているからだ。その種の店が好きな者にとっては歓迎すべき傾向だが、敬遠する者も少なくない。 たしかに、価格が倍になっても味やサービスのレベルが30%しかアップしていない店もあれば、トレンドに乗り遅れまいと内装だけを豪華にし料金がいきなり大幅アップという店もある。これでは 「高い」、「価格に見合わない」 と言われても仕方がない。 そんな店ばかりが増えてくると当然のことながら反動もあり、「安い店の情報がほしい」、「味はともかくアメリカらしい店はないか」 といった意見が寄せられる。今週はそんな声に応えて、バカバカしいほどアメリカ的なB級グルメを紹介してみたい。
日本人にとって意外性のあるB級グルメはたくさんあるが、どこの都市にも存在している全米チェーンのような店ではつまらない。せっかくなのでラスベガスならではの店がいい。できれば有名店のほうが話題性があってなおよい。そこで今回紹介したいのがミラージホテル内にあるデリカテッセン 「カーネギーデリ」。 元祖本店はニューヨークのカーネギーホールのすぐ近くにあるので、ラスベガスならではとは言いがたいが、1937年の創業以来 68年の長い沈黙を破ってやっと 2005年に出現した2号店がこのラスベガス店だ。 その後 3号店が東海岸ニュージャージー州 (ニューヨークのとなり) にオープンしているが、現時点ではその3号店までなので、少なくとも西海岸では 「ラスベガスならでは」 といってなんら差し支えないだろう。
ニューヨーク周辺で、この店のことを知らない者はまずいない。長い歴史とカーネギーホールという立地条件が知名度に貢献していることは言うまでもないが、この店をそこまで有名にしたのは何といってもそのポリシーだろう。それは量へのこだわりだ。「客が食べ切れてしまうようではダメ」 をモットーに、量の多さがこの店の長年の自慢で、それを象徴するメニューが名物の 「パストラミサンドイッチ」 だ。(写真右上。これが標準サイズ。2つ盛り付けられているが、これで1人前)。 食べきらなければ持ち帰えればいい。それがこの店での流儀で、結果的に一人前のサンドイッチが翌日の朝食や弁当になったりもする。人によっては翌々日もだ。 ラスベガス店の場合、観光客が多いためか残していく者も少なくないが、遠慮なくウェイターに申し出て持ち帰り用のボックスをもらようにしたい。仮にあとで食べなくても客室で捨てればいいだけのことだ。
さて、写真ではわかりにくい気になる肉の量についてだが、店のマネージャーによると、標準サイズの場合 (オーダーするときは "Broadway Danny Rose, Famous Pastrami Sandwich" と言えば通じる。値段は $13.95。Pastrami の代わりに、以下の肉のリストの中からどれかひとつ好きなものを選んでもいい)、パンに挟む肉の重量は最低でも1ポンド (約450g) とのこと。また、左上の写真の特大サイズの場合 ("Be Creative Sandwich" と言えば通じるが、以下の9種類の肉の中から4種類を選ぶ必要あり。$24.95)、4種類の肉の合計が2ポンド (約900g) 以上になるようにしているというから驚きだ。大きさがわかるようにタバスコを横に置いてみたが、肉の部分の高さは実測でちょうど20cm、幅は下部で19cm、この写真ではわかりにくい奥行きも幅と同じ19cm。 なお、肉の量に対してパンの量が非常に少ない。追加のパンが必要な場合はオーダーすれば持ってきてもらえる。写真内の左下にあるピクルスも無料でもらえるので、箸休めにぜひオーダーしてみたい。 選べる肉の種類: Pastrami、 Corned Beef、 Beef of Brisket、 Chopped Liver、 Roast Beef、 Turkey、 Beef Tongue、 Bologna、 Hard Salami
味に関しては、見掛けほどは荒っぽくなく、おとなしい味にまとまっている。特に Roast Beef と Pastrami が非常によい。Beef Tangue も悪くない。(右の写真は、左上の写真の肉の山の中から牛タンの部分を掘り出したところ)ただ、日によって塩味が濃すぎる場合もあるので、そのへんの味のムラは運に任せるしかなさそうだ。ちなみに製造方法についてマネージャーにたずねたところ、ニューヨーク本店から完成した状態で持って来るのではなく、生の肉を持ってきてミラージホテルのキッチン (この店のキッチンとは別の場所にある) でローストしたり薫製にしているという。したがって塩加減のムラなどはこの段階で発生してしまうようだ。 仮に運悪く口に合わない味付けだったとしても、バカバカしいほどの量を楽しむエンターテインメントだと思えば後悔するほどのことでもないだろう。参考までに、塩味が薄かったり味に飽きてしまった場合はマヨネーズをもらうとよい。なおマスタードは頼まなくてもテーブルに用意されている。 ところで、この店はもともとユダヤの食文化を原点にしているためパストラミを始め、ベーグル、マッツァー、クニッシュといったさまざまなエスニックアイテムがメニューに載っている。この種のものに興味がある者は、量以外にも別の楽しみ方ができそうだ。 営業時間は朝7時から深夜2時まで。場所はカジノフロア内。以下は今回の取材で食べてみたアイテムと、有名な持ち帰り用のチーズケーキについて。
最後に、有名な持ち帰り用のチーズケーキについて。これは店内のレストランで食事をしなくても、ケーキ販売窓口で買うことができる。価格は $8.00 (税込み $8.62)。 右の写真はそれぞれ、箱に入って売られているときの状態、箱を開けたときの状態、チーズケーキを取り出した状態、切り取って内部が見えるようにした状態。カジノチップとキーウイは、箱やケーキの大きさがわかるように置いたもので、この商品とは無関係。 ケーキ自体のサイズは直径10センチ、熱量は 1223キロカロリー。味は好みによって意見が分かれるので、「良くも悪しくも見た目から想像できる範囲のもの」 とだけコメントしておきたい。 |
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